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コーヒーやお茶の糖代謝に対する効果(2018年のメタ解析) [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

それでは今日の話題です。
今日はこちら。
コーヒーとお茶の糖代謝に対する効果.jpg
2018年のNutrients誌に掲載された、
コーヒーやお茶の糖尿病予防効果についてのメタ解析の論文です。

コーヒーやお茶に糖尿病の予防効果がありそうだ、
というのは、
これまでに複数の疫学研究で報告されている事項です。

ただ、それでは実際にコーヒーやお茶が、
空腹時血糖や食後血糖の低下作用を持っているのか、
というような詳細については、
あまり精度の高いデータが得られているとは言えません。

今回の研究は、
これまでの主だった臨床データをまとめて解析した、
所謂メタ解析の論文ですが、
コーヒーやお茶の具体的な血糖降下作用の有無を検証しています。

その結果、
メタ解析で有意な結果が得られたのは、
緑茶による空腹時血糖の低下効果のみで、
コーヒーや紅茶では同様の有効性は確認出来ませんでした。

この緑茶による空腹時血糖低下作用は、
平均年齢55歳未満もしくはアジア人種においてのみ有意で、
糖尿病のない集団でのみ有意でした。

コーヒーやお茶に血糖低下作用があるという報告は、
以前から沢山あるのですが、
実際には個々のデータはそう信頼性の高いものではなく、
現時点で明確であると言えるのは、
糖尿病のない対象での、
緑茶の空腹時血糖低下作用のみであるようです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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