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月刊「根本宗子」第16号「愛犬ポリーの死、そして家族の話」 [演劇]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日からクリニックはいつも通りの診療になります。
今日は土曜日で午前午後とも石原が外来を担当する予定です。

土曜日は趣味の話題です。
今日はこちら。
根本宗子2018年末.jpg
昨年も大活躍の根本宗子さんですが、
年末に本多劇場で行われた月刊「根本宗子」の新作公演に、
先日足を運びました。

根本さんと言えば、
昨年春の「紛れもなく、私が真ん中の日」が、
トラウマ少女群像劇の大傑作で、
とても感銘を受けました。
昨年のベストプレイに推しているくらいです。

それで今回の新作にも期待をしていたのですが、
残念ながら今回はあまりはじけた作品にはなりませんでした。

キャストもこれといった核のない地味なメンバーで、
おそらくは私小説的な側面のある家族のスケッチなのですが、
主人公の少女が家族の1人1人のエピソードを紹介する、
という構成が如何にも凡庸で回りくどく、
村杉蝉之助さん演じる怪しげな小説家のおじさんに、
少女が洗脳され影響されるというのも、
軽いスケッチ風に描かれるので、
深い描写に至りません。

いつもの演劇の枠を突き抜けるようなアジテーションもなく、
何か欲求不満のうちに終わってしまいました。

話が決して詰まらないということではなく、
人物スケッチに終始していて、
演劇的な展開や面白さが殆どないのが、
演劇としては致命的でした。

明らかな失敗作でしたが、
おそらく小説として書いた方が成功しそうな素材で、
今の根本さんは演劇より小説に振れているのかも知れません。

今年は「クラッシャー女中」というお楽しみもありますし、
他にも色々と企画が盛りだくさんのようなので、
次に期待して待ちたいと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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