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2018年の映画を振り返る [映画]

新年おめでとうございます。

北品川藤クリニックの石原です。

今年もよろしくお願いします。

今日は昨年観た映画を振り返ります。
昨年映画館で観た映画がこちらです。

1.ビジランテ
2.バーフバリ 王の凱旋
3.プラハのモーツァルト
4.南瓜とマヨネーズ
5.希望のかなた
6.ルイの9番目の人生
7.スリー・ビルボード
8. 花がたみ
9.RAW 少女のめざめ
10.デトロイト
11.犬猿
12.シェイプ・オブ・ウォーター
13.ビガイルド
14.15時17分、パリ行き
15. ゆれる人魚
16.祈りの幕が下りる時
17.しあわせの絵の具
18.ラッキー
19.娼年
20.グレーテスト・ショーマン
21.ハッピーエンド
22.パシフィック・リム アップライジング
23.女は二度決断する
24.レディ・プレイヤー1
25.君の名前で僕を呼んで
26.サバービコン
27.ウィンストン・チャーチル
28.蚤取り侍
29.虎狼の血
30.友罪
31.ファントム・スレッド
32.ビジョン
33.万引き家族
34.羊と鋼の森
35.ハン・ソロ
36.アローン
37.もりのいる場所
38.パンク侍、斬られて候
39.男と女の観覧車
40.未来のミライ
41.ジュラシック・ワールド 炎の王国
42.菊とギロチン
43. コード・ブルー
44.人間機械
45.カメラを止めるな
46.サマー・ウォーズ
47. おおかみこどもの雨と雪
48. 検察側の罪人
49. ペンギン・ハイウェイ
50. 寝ても覚めても
51. かさね
52. プーと大人になった僕
53. クワイエット・プレイス
54. アントマン&ワスプ
55. バッド・ジーニスト
56. 来る!
57. ボヘミアン・ラプソディ
58. アリー スター誕生
59. くるみ割り人形と秘密の王国
60. ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
61.羊の木(後から追加。実際には8と9の間で鑑賞)

以上の61本です。
昨年より減っていて、
これは時間が取れなかったで仕方がありません。
特に10月と11月は殆ど映画が観られませんでした。
去年は正直色々なことがやりきれずに、
嫌なことも多くて辛い1年でした。
今年はもう少しいいことがあると良いのですけれどね…。
結構見逃している作品も多いので、
特に年の後半はかなり補足が出来ていません。
昨年も日本映画をなるべく多く観たいと思っていて、
26本観ているので、
これは昨年より少し多くなっています。
ただ、マイナーな作品でガッカリすることが多くて、
今年はあまり邦画は観ないかも知れません。

良かった5本を洋画と邦画とに分けて、
エントリーしてみます。
2018年に公開された新作に限っています。

それではまず洋画編です。

①スリー・ビルボード
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-02-04
アイルランドの天才劇作家マクドナーの監督作品で、
現代社会の暴力の連鎖を、
彼ならではの切り口で描いた素晴らしいアメリカ映画でした。
イーストウッド監督の最盛期に匹敵する切れ味で、
役者も良く本当に感銘を受けました。
アイルランドの感性が紡いだ新時代の西部劇、
アイリッシュ・ウェスタンと称すべきかも知れません。
2018年のベストは揺るがないところです。

②しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-03-25
カナダの国民的画家で、
リウマチの持病のあるモード・ルイスという女性の生涯を、
何の取り柄もない粗暴な男との、
とてもささやかな愛情の物語として描いた、
人生の素晴らしさに満ちた見事な傑作です。
本当に良い映画を観たという感動に、
心から浸らせてくれる絶品です。
主役のサリー・ホーキンスが抜群に良く、
夫役のイーサン・ホークも絶妙です。

③ハッピーエンド
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-04-15-1
オーストリアの一筋縄ではいかない名匠、
ミヒャエル・ハネケ監督の新作で、
彼が老人の目から、
SNSでしか世界と対話出来ない少女を描いた作品です。
ラストは真の意味で衝撃的でした。
ハネケでしか描き得ない世界観に没入する映画です。

④ボヘミアン・ラプソディ
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-12-16-1
今年は音楽映画の当たり年と言って良いと思います。
中でもこの作品はその熱量では一番で、
クイーンを知る人にも知らない人にも、
その魅力が十全に伝わる素敵な作品でした。
かなり荒っぽく、俗っぽいドラマではあるのですが、
ラストのライブを再現した場面は、
間違いなく映画史に残る圧倒的なクライマックスでした。
大画面と大音響で是非。

⑤アリー スター誕生
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-12-23-1
5本目は「グレーテスト・ショーマン」とどちらにしようか悩みました。
2作品ともなかなかレベルの高い音楽映画でした。
年末に観たこの作品は、リメイクですが、
アメリカ映画の良さがよく出ていて、
なかなか感銘を受けました。
音楽も良かったですし、
主役2人の芝居もなかなか良かったと思います。

今年はそれ以外に、
アカデミー賞の「シェイプ・オブ・ウォーター」や、
ヨーロッパ的変態映画の「ファントム・スレッド」が印象的でした。
ウディ・アレンの「男と女の観覧車」も、
彼ならではの完成度で良かったですね。
ホラーでは「RAW 少女のめざめ」というのが、
度肝を抜く悪趣味の極地のような変態映画で、
これには相当驚きました。
それでいて意外に良く出来ているのです。

それでは次は邦画の私的ベストです。

①万引き家族
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-06-16
今年の邦画と言えば矢張りこの作品だと思います。
是枝監督の作品としても抜群の完成度で、
現代社会を活写すると共に、
かつての日本映画のエッセンスのようなものも含まれています。
役者も皆良かったですね。
今年観た邦画の中で完成度はピカイチです。

②パンク侍、斬られて候
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-07-14-1
町田康さんの筒井康隆テイストの時代劇を、
宮藤官九郎さんが脚本を書いて石井岳龍さんが演出した作品です。
これはクドカンが本人で監督する、
というのもありだと思うのですが、
石井さんが監督したことが結果としては成功だったと思います。
石井さんはこの前の「蜜のあはれ」も良かったですし、
物語の通底音に独特の「闇」があって、
それが今回の作品にはマッチしていたと思います。
後半に喋る猿が出て来る辺りの不気味さと、
あれよあれよと秩序が崩壊してカオスとなる壮絶さは、
時代劇でありながら、
まさに現代の恐怖を描いた映画でした。
個人的には2018年の邦画の中で一番好きです。
ただ、クライマックスのCGシーンは、
ちょっと完成度に問題があったと思います。

③カメラを止めるな!
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-08-05
今年一番話題になった邦画と言えば、
矢張りこの作品です。
演劇的なワンアイデアのチープな作品なのですが、
素材とアイデアが絶妙にマッチングしていて、
安っぽいので却って面白いという、
とても計算しても得られないような、
不思議な怪作が誕生したのです。
三谷幸喜さん的な世界ですが、
三谷さんの映画より数段成功していて、
三谷さんはくやしがっているだろうな、
と勝手に想像しています。

④羊と鋼の森
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-06-24
これはとても繊細である意味地味な原作を、
ほぼ忠実に原作をリスペクトする感じで映像化した、
愛すべき作品だと思います。
山崎賢人さんを始めとするキャストがまた素晴らしくて、
しっとりと心に残る映画に仕上がっていたと思います。
唯一駄目だったのは久石譲さんの主題曲でした。

⑤虎狼の血
https://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2018-06-03-1
これは白石和彌監督による、
正調東映ヤクザ映画で映像的には非常に見応えがありました。
ただ、原作が主人公が途中であっさり殺されてしまう、
という映画としては如何なものかな、と思うストーリーなので、
映画はもう少し派手にしてはいるものの、
原作の弱さが出てしまったかな、
という感じはありました。
また「仁義なき戦い」や「アウトレイジ」などの、
引用のようなパクリのような場面が多く、
もっとオリジナルな雰囲気のものが、
観てみたかったな、というようには思いました。

日本映画は洋画以上に昨年は見落としているので、
これ以外にも良い作品はあったと思うのですが、
数少ないうちでも、
ガッカリするような映画が多かった、
というのも実感でした。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良いお正月をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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