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シベリア少女鉄道「君がくれたラブストーリー」 [演劇]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診ですが、
1日研修会があるので出掛ける予定です。

休みの日は趣味の話題です。

今日はこちら。
シベリア少女鉄道2016.jpg
主催の土屋亮一さんも絶好調の、
シベリア少女鉄道の新作が、
今赤坂レッドシアターで上演されています。

勿論大好きなシベリア少女鉄道ですが、
前作の「Are you ready? Yes,I am.」は、
残念ながら駄作で、
あーあっ、という思いで劇場を後にしました。

今回はどうなのかしら、
土屋さんもリア充で、
もう昔のような切羽詰まった世界は観られないのかしら、
と思っていたのですが、
今回はまずまずの出来栄えで、
キャストもますます安定感のある布陣であったので、
まずはほっと胸をなでおろしました。

ただ、1つのネタで走る、という感じなので、
上演時間は1時間15分とは言え、
やや物足りない感じはありました。
本当に良い時のシベ少は、
ネタも2段構えになっていて、
一旦解体された世界が、
その後に別の構図で再構築され、
それが更に崩される、
という感じになるのですが、
今回は1つのネタだけで、
最後にはそれが別の形で再構築されるのですが、
再構築された構図が、
どうも弱いという気がするので、
全体の半分くらいをピークに、
後半は何となくボルテージが下がるという気がするのです。

以下ネタバレを含む感想です。
そうは言ってもシベ少なので、
そのものズバリのネタバレはしませんが、
どうしても分かってしまう部分はあると思うので、
必ず上演が終わってからお読み下さい。

今回は結構スタイリッシュなセットで、
中央に四角いテーブルがあり、
全員黒服の全てのキャストが、
そこを取り囲んでいます。
タランティーノの「レザボア・ドッグス」のようです。

皆でカードをテーブルに出しながら、
何やら良からぬ相談をしているようなのですが、
台詞は時々不自然に感じられることがあります。
キャストは何かの駆け引きをしているようですが、
それもはっきりしません。

そのモヤモヤとした印象は、
始まって30分ほどのところで鮮やかな「ネタ」で、
一気に氷解します。

そこで一旦小休止という感じになり、
それからまた同じことが最初から繰り返されます。

この辺りは、前作と同じ構成ですが、
ネタがビジュアルでクリアなものなので、
前作のようなモヤモヤした感じにはなりません。

クリアでビジュアルな仕掛けが成功していると思います。

ただ、問題は同じことが繰り返される後半戦で、
前半とは違う光景が展開されないといけないのですが、
衣装は元のままでビジュアルに変化がなく、
あまり雰囲気が変わらないのが面白くありません。
良い時のシベ少では、
たとえば「キミ☆コレ」の時の「ラピュタ」のように、
全く予想外の別個の物語が、
いきなり立ち上がるのですが、
そうした再構築まで物語が至らず、
何となく段取りで終わりになるようなラストが物足りませんでした。

そんな訳で中段まではワクワクしながら観ていたのですが、
後半はちょっと元気を失いました。

それでも、他に類例のない芝居であることは間違いなく、
とても楽しめましたし、
次回も非常に楽しみです。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。