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コーヒーは片頭痛の引き金なのか? [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は金曜日でクリニックは休診ですが、
老人ホームの診療などには廻る予定です。

それでは今日の話題です。
今日はこちら。
カフェインと片頭痛.jpg
2019年のAmerican Journal of Medicine誌に掲載された、
カフェインの摂取と片頭痛との関連についての論文です。

片頭痛は頭の片側に強いズキズキとした頭痛で、
その本態は脳の一時的な興奮状態であると考えられています。

片頭痛にはそれを誘発するきっかけが、
見られることが多く、
睡眠不足や食事を抜くことなど、
多くの片頭痛の患者さんに共通するきっかけがある一方、
特定の人しか当て嵌らないようなものもあります。

比較的多くの方が片頭痛のきっかけと認識にしているのが、
コーヒーなどのカフェインを含む、
刺激性のある飲み物です。

ただ、一般には、
「コーヒーを飲むと頭痛がする」
という意見があるのですが、
これまであまりそれを実証したような臨床データはありませんでした。

今回の研究では、
アメリカの3つの専門医療機関において、
習慣性の片頭痛の患者さんトータル98名に生活記録を付けてもらい、
観察期間中の片頭痛の発生と、
コーヒーなどのカフェイン含有飲料の使用との関連を検証しています。

その結果、
1日1から2杯のカフェイン含有飲料では、
当日翌日を含め片頭痛の発生リスクは増加せず、
1日3杯以上の摂取ではやや増加する傾向はみとめたものの、
5杯以上でも有意なリスクの増加は見られませんでした。

これは勿論アルコール摂取など、
他のリスク因子は補正した結果のデータです。

このように、
カフェイン含有飲料を1日3杯以上飲むことで、
片頭痛のリスクが増加するという可能性は否定出来ませんが、
その影響は概ね軽微で、
少なくとも1日1から2杯のコーヒーに関しては、
片頭痛でも問題はない、
と判断して良いようです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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