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KUTO-10[財団法人親父倶楽部」(作・演出後藤ひろひと) [演劇]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で午前午後とも石原が外来を担当する予定です。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
財団法人親父倶楽部.jpg
工藤俊作さんのプロデュース公演、
KUTO-10の第17回公演として上演された、
後藤ひろひと大王の作・演出による
「財団法人親父倶楽部」を観て来ました。

これは1月に「源八橋西詰」という後藤大王のお芝居を観て、
「3月にもう一度小さな小屋で公演をして、
それからはもう小さなところではやらない」
というコメントを後藤大王がされていたので、
それはとても残念、と思い、
観ることに決めたものです。

主役は工藤俊作さん、保さん、久保田浩さんが演じる、
3人のそれぞれ異なる人生を歩んで来て、
余命幾ばくもないと告知をされた3人のおじさんで、
謎の財団の後藤ひろひと大王演じる男の導きで、
人生の最後にやりたくても出来なかったことを、
思いっきりやるという終活に乗り出します。

要するに3つのエピソードのオムニバスなのですが、
こうしたものが得意な後藤大王は、
硬軟自在、縦横無尽の語り口で、
巧みに物語を紡いでゆきます。

3つの物語にはそれぞれ特徴があるのですが、
個人的には久保田浩さんが演じた、
かつての小劇場のスターの話がツボでした。
とても滑稽でとても切なく、
それを久保田さんが演じるのがまた、
微妙に自虐的な感じもあって良いのです。

途中で後藤大王との割と長い絡みがあって、
これはもうかつての遊気舎時代を思わせて最高でした。
後藤大王の小劇場作品は、
アドリブの案配がとても良いですよね。
こうした呼吸が小劇場の醍醐味です。

4人のおじさん以外に、若手が2人加わっているのですが、
2人とも実に達者で勢いのある小劇場演技で、
これも大変感心しました。
特に藤本陽子さんの七変化と、
久保田浩さんとの惑星ピスタチオ風のインチキパントマイム合戦は、
最高のクオリティの馬鹿馬鹿しさで堪能しました。

ただ、その場面は設定としては、
久保田さんがかつての同僚で、
今はそこそこ売れている女優さんに、
会いに行く場面で、
如何にも後藤大王らしい泣かせの場面になるので、
こうしたところには、
もう少しベテランがキャスティングされないと、
せっかくの名場面が弱くなってしまったな、
というようには感じました。

欲を言えばラストのまとめ方が、
如何にも定番で面白みに乏しい、
という感じはあるのですが、
小劇場の楽しさと醍醐味が詰まった舞台で、
後藤大王本人の芝居も意外にたっぷりあって、
色々な意味で得をした気分で、
劇場を後にすることが出来ました。

これからも頑張って下さい。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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