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「犬猿」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。

今日は映画の記事が1本と、
演劇の記事が2本の3本立てです。

まずはこちらから。
犬猿.jpg
シンプルに2組の家族の愛憎を描いた、
吉田恵輔監督の「犬猿」を観て来ました。

窪田正孝さんのやや卑屈で真面目な会社員の弟と、
新井浩文さんの刑務所帰りで家族でも鼻つまみのの兄、
江上敬子さんの印刷会社の社長で、
容姿にコンプレックスを持っている姉と、
筧美知子さんの頭は弱いけれど美人で、
姉の会社に勤めながら芸能活動もしている妹、
という兄弟、姉妹の2つのペアが、
窪田さんの会社が江上さんの会社に印刷を依頼する、
という仕事の関係から、
複雑な愛憎入り交じるドラマを展開します。

4人の役者さんのコンビネーションが絶妙で、
演技は素人のニッチェ江上敬子さんは、
演技賞なみのあっぱれ芝居ですし、
窪田さんはいつもの屈折ぶりが役柄にフィットしています。
新井さんの凶悪さには磨きが掛かり、
本気で殺されそうな凄みがありますし、
筧さんも顔と身体だけが取り柄の女性を、
如何にもそれらしく好演しています。

オープニングが洒落ていて、
ネタバレになるので書きませんが、
意表を突いていて楽しいのです。
その後でタイトルが出るのですが、
とても小さくしか出ないのも面白いと思います。

その後4人の関係をテンポ良く説明する辺りも、
軽快で面白いと思いました。
ただ、クライマックスの4人の喧嘩を、
途中で音効を入れて最後までやらないのは、
あまり好みではありませんでした。
その後一旦兄弟と姉妹が和解して、
ラストにまた喧嘩が始まるというのも、
何かすっきりとしないラストで、
少しモヤモヤしてしまいました。

窪田さんの役にある秘密があるのですが、
それをもっと効果的に使う方法があったようにも思います。
秘密の暴露も無造作で、
ただ、窪田さんが悪く見えるだけ、というのも、
構成上如何なものかと思いました。

総じてオリジナルの台本は、
少し詰めが甘いように感じました。
役柄の設定や肉付けは悪くないと思うのですが、
展開が如何にも凡庸で、
意外な展開や盛り上がり、
クライマックスに向けての集束感に乏しいのです。

そんな訳でキャストの演技など、
見所も多い作品でしたが、
個人的には1本の映画としては物足りなさを感じました。

それでは2本目の記事に移ります。
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