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シベリア少女鉄道「遥か遠く同じ空の下で君に贈る声援2013」 [演劇]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今日は胃カメラの日なので、
カルテの整理をして、
それから今PCに向かっています。

今日はウィークデイですが趣味の話題です。

今日はこちら。
シベリア少女鉄道.jpg
僕がこれだけはいつも心待ちにしている、
「シベリア少女鉄道」の公演が、
王子小劇場で7月14日まで上演中です。

いつも他にない唯一無二の世界を、
作り続けているシベリア少女鉄道ですが、
今回は10年前に上演された第7回公演を、
アレンジしての再演になります。

初演は観ていないので、
今回はどんな感じになっているのか、
非常に楽しみでした。

以下大きなネタばれはありませんが、
先入観なく観たい方は、
観劇後にお読み下さい。

シベリア少女鉄道の芝居を、
観ていない人に説明することは、
非常に難しいことですし、
観てお気に召さなかった人に、
弁解することも非常に難しいのですが、
通常の演劇の方法論とは、
全く別個に組み立てられたパズルのような世界で、
通常のお芝居めいた物語が、
前半の3分の2で展開され、
後半その世界が多義的に解体されて、
全く別の次元で終末を迎えます。

概ね一種の仮想世界と基礎となる物語世界とが、
同一の舞台上で重なり合うのですが、
その構造が明らかになった瞬間のワクワクする感じは、
他の舞台では絶対に味わえない性質のものです。

その最高傑作は、
僕が実際に観た作品の中では、
2006年の「残酷な神が支配する」と、
2007年の「永遠かもしれない」で、
この2作品では物語の仕掛けが、
単なる仕掛けには終わらず、
フィクションがそのまま貧相な現実を否定して、
そこに浸食してゆくような、
圧倒的なフィクションの実在を感じさせました。
この2つの作品を観終わった後、
カーテンコールもなく、
観客のみが取り残されたような空虚な舞台に、
戦慄を感じたのは僕だけではなかったと思います。

僕はシベリア少女鉄道と寺山修司の芝居には、
似たところがあると思うのですが、
それは、
カーテンコールをしない、
役者を完全に「道具」として扱う、
というような具体的な部分にもありますし、
まともな人間では恥ずかしくて実現はしないような、
子供じみた発想を、
堂々と作品にしてしまう、
というその基本的な姿勢にもあります。

僕は勿論寺山修司の芝居は大好きで、
従ってシベリア少女鉄道も好きなのです。

さて、
今回の作品は、
作者の土屋亮一さん自身が、
雑誌ユリイカの小劇場特集で、
「イイ感じに仕上がった」
と自賛している自信作の1つで、
シベリア少女鉄道の方法論の、
1つの典型的な実例の1つです。

ただ、
今新たに観ると、
その後に同じような趣旨で、
もっと捻った作品が幾つもあるので、
古典の妙味はあるのですが、
シンプル過ぎるような気が、
しないでもありません。

前半の伏線も、
ちょっとハラハラするくらいストレートです。

また、
後半仕掛けが明らかになってからが、
やや単調で長過ぎるきらいがあります。

土屋亮一さんの圧巻のパフォーマンスがありますが、
それ以降が長過ぎてダレるのが残念でした。

今回の作品では、
仕掛けがただの仕掛けに終わっていて、
かつての名作のように、
その裏にある何かを感じさせるところまでは、
至らなかったことは、
これも残念に思いましたが、
おそらく土屋さんとしては、
仕掛けはただの仕掛けで充分、
という発想なのだとは思います。
そこに潜む何かに期待するのは、
僕の勝手な思い入れに過ぎないのかも知れません。

役者さんでは、
前回は欠席で残念だった篠崎茜さんが、
これはもう圧倒的な存在感で、
キャリア的にはこうした役はギリギリだと思うのですが、
見惚れるしかありませんでした。

まだ4日ありますので、
ご興味のある方は是非。

ただ、お気に召さなくても怒らないで下さい。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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コメント 3

島海老

先生こんにちは。インターネットでドグマチールのことを調べていて、先生のHPにたどり着きました。医療関係ではない記事に書き込むことをお許しください。33歳の男性ですが、胃の不調に悩まされ、機能性胃腸症ではないかとのことでワイパックス朝夕、ドグマチール50朝夕、ガスモチン朝昼晩、六君子湯、朝昼晩服用し、2週間程になりますが、改善がありません。呑気症もあるようです。この薬を続けていいものでしょうか?
by 島海老 (2013-07-11 12:34) 

fujiki

島海老さんへ
2週間で改善がないようであれば、
変更について主治医の先生にご相談された方が、
良いように思います。
個人的な意見としては、
なるべく単独のお薬で、
その効果を見た方が良いのではないかと思います。
by fujiki (2013-07-12 08:05) 

島海老

先生、ありがとうございます。
本日都合がつけば先生の診療所を受診させて頂きます。
by 島海老 (2013-07-12 11:09) 

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