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「医者の本音」の心理学 [悪口]

こんにちは。
六号通り診療所の石原です。

今日は水曜日なので、
診療は午前中で終わり、
午後は産業医の面談で、
2箇所を周ります。
雨など降らないでくれればいいのですが。

さて、今日の話題です。

医者のペルソナみたいな話を昨日して、
その続きです。
今日はもう、あまりペルソナとは関係ありません。
無理にこじつけようとして、ちょっと失敗しました。
まあ、単なる悪口です。
でも、個人攻撃ではありません。
その点は、ご理解下さい。

「医者の本音」みたいな題名のブログが、
よくありますよね。

僕はそういうのが嫌いなんです。

殊更に「本音」と言うのは、
普段は「本音」は言わない、という前提があるからでしょう。
じゃあ、普段は何を言うかと言えば、
「たてまえ」を言う、ということなんでしょうね。

「本音とたてまえ」ということが前提ですね。
本音は本当の音色。
たてまえは、香具師の口上のようなもののことのようです。
(建築用語の建前という説がありますが、多分それは嘘ですね)
調子のいいことを言って、価値のないものを売り付ける、
くらいのニュアンスでしょうか。
大道芸人を蔑視したような言い方です。
そんなに高級なたとえではないですね。
嫌な言い方です。

何よりも、「医者の本音」というのが、嫌なんです。
あなたがたまたま医者を職業にしていて、
普段はたてまえを喋っていて、
本当に思っていることを書きたいなら、
「自分の本音」と書けばいいでしょう。

違いますか?

何故、「医者の」なんですか?

それは、医者という肩書きの、職業の本音というニュアンスが、
そこにあるからでしょう。
それは不遜というものです。
あなたは、別に医者という職業の代表じゃ、ないでしょう。
あっ、そのつもりなんですか。
これはまあ、御見それしました。

「医者の本音」って何でしょうか。

患者さんを前にして、
「熱があるんですか、それはおつらいですね」
と言いながら、
心の中では
「その程度のことで救急で来るなよ」
と思う、ということでしょうか。
それとも、
「この薬がよく効くんです」
と言いながら、
「実は効かないと思ってる薬なんだけど、
製薬会社から出すように言われているから、出しているんだ」
と思う、ということでしょうか。
看護師としている患者さんの悪口を、
晒すということでしょうか。

悪いけど、下品ですね。

別にこんなことでいい人ぶるつもりはありません。
でも、僕だって医者という人種の端くれですけど、
本音とたてまえを使い分けるような、
そんな感覚を持ったことはないんです。
本音に近いことを、いつも口に出しているつもりですし、
それを計算している訳でもありません。
勿論、思っていても、言えないことはあります。
でも、それをブログで書いたりするつもりはありませんし、
何処かで陰口を叩こうとも思いません。
基本的には誰にも言わずに、
死ぬまでそのままにしておくつもりです。

責任のある仕事では、
本音とたてまえとを同じものにするように、
心がけるのが大切ではないですか。
もし同じでないとしたら、同じにするように努力するべきです。
それが、責任を持つということの、本質ではないでしょうか。
それを、「医者の本音」とか、「警察官の本音」とか、
「政治家の本音」とか、
下品じゃないですか。
そういうことを口に出すこと自体が。
自分がそういう卑しい心を持っていることを、
公言しているようなものなんですから。

端的にまとめれば、
「自分に表裏があるからと言って、
誰でもそうだ、と思うなよ」
ということです。

ちょっと、きつい感じの文面になりましたね。
ご不快に思う方がいたら、すみません。

こんな話は今日で終わりにして、
明日はもう少し学術的な話をしたいと思います。

お付き合い頂ければ、幸いです。

ちょっと疲れ気味です。
でも、何とか頑張ります。
今日が皆さんにとって、いい日でありますように。

石原がお送りしました。



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