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「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

今日は休みなので趣味の話題です。

今日はこちら。
ミス/ペレグリンと奇妙なこどもたち.jpg
ティム・バートンの新作ファンタジー映画を、
新宿の映画館で観て来ました。

ティム・バートンはそこそこ好きなのですが、
「シザーハンズ」以外は、
面白いのに何かが物足りないというか、
何処か決定的な部分で少ししくじっているような感じが、
観終わるといつも残ってしまいます。

今回の作品はオープニングの原色のフロリダの風景から、
如何にもティム・バートンという絵作りでいいな、と思いますし、
時空を超えて永遠に同じ1日を繰り返す「奇妙なこどもたち」に出会うまでも、
ややまどろっこしい感じもありますが、
なかなか上手く出来ています。

少し不満に感じるのはその後の展開で、
対決する敵がかなり間抜けで、
隙だらけの感じなので物語が盛り上がりませんし、
肝心のこどもたちの親代わりのミス・ペレグリンが、
実際には殆ど活躍しないのも物足りません。
主人公の少年も、
簡単に親を捨てて奇妙なこどもたちと行動を共にしてしまうので、
あまり情感や切ない気分が、
醸成されることもないのです。

このように物語としての練り上げは不足しているのですが、
その代わりに奇妙なこどもたちや、
まがまがしい怪物や悪党などのビジュアルは、
ディテールまで作り込まれていて素晴らしく、
大量の骸骨騎士なども参戦する活劇や、
沈んでいた幽霊船が浮上するスペクタクルなどまであって、
2時間余りを退屈させることなく見せきる技量は、
いつもながら素晴らしく魅力的です。

そんな訳でバートンファンには楽しめる作品ではあるのですが、
物語が重層的に盛り上がるという感じではないので、
風変りなビジュアルを楽しめない方には、
退屈に感じるかも知れません。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

「湯を沸かすほどの熱い愛」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。

今日はこちら。
湯を沸かすほどの熱い愛.jpg
昨年から公開中の日本映画「湯を沸かすほどの熱い愛」
を新宿の映画館で観て来ました。

あちらで少しこちらで少し、
という感じで公開されているので、
すっと行きにくい感じです。

宮沢りえさんの難病ものということですし、
死に瀕した女性を主人公とした家族再生の物語と聞くと、
如何にも手垢に塗れた古めかしい感じがします。
題名も泥臭くて何かセンスを感じませんし、
予告編を見ても、
とても面白そうな感じがしません。

そんな訳であまり封切り時には、
積極的に観ようと思わなかったのですが、
その後の評判が非常に良いので、
これは意外に良いのかも知れない、
と思って少し無理をして観て来ました。

鑑賞後の感想としては、
とても魅力的な日本映画で、
かなり感心しましたし、
何度か涙腺も緩みました。

監督は古い日本映画を非常に研究されている方だと思います。
幾つかこれはあれだな、
と思うようなところがあるのですが、
それが嫌味な感じにはなっていません。

宮沢りえさんが末期癌で2から3か月の命と宣告され、
残された命を使ってある決意をする、
というところまでは「生きる」以来、
何を今更の感のあるテーマです。

ただ、主人公の考えることが、
自分中心の身勝手な行動であったり、
住民のために子供の遊べる公園を作る、
というようなものではなく、
自分が人生において責任を持つべきことを、
生きている間に自分の責任で解決する、
という地に足の付いた終活なので、
それがまず物語として新鮮です。

しかもそれだけで終わりかと思うと、
途中からロードムービー風の趣向になり、
奥行のある人間関係が次第に明らかになると、
胸が熱くなるような感動の瞬間が待っています。

更にラストでは今度はアングラチックな趣向があり、
一気に不可思議な領域まで、
観客の心を運んでくれます。

正直ラストの趣向はそれまでとは違和感があり、
受け付けない方もいると思うのですが、
僕自身はそれを含めてこの作品が大好きです。

不満を言えば医療に関わる部分が絵空事に過ぎる点と、
死の間際でも宮沢りえさんがメイクをしているように見えることで、
診断した病院の医者の台詞も不自然ですし、
治療を拒否していながら、
倒れて救急で病院に担ぎ込まれるのは、
医療従事者の視点からは、
随分ひどいなあ、と思います。
更には至れり尽くせりのホスピスにすぐに入所が出来、
それも豪華な個室のようなのですが、
それは設定上成立は到底しないように思います。

余計なお世話ですが、
僕に医療監修を任せてくれれば良いのに、
とちょっと思ってしまいました。

オリジナルの脚本はそれ以外は非常に良く出来ていて、
別にミステリーではないのですが、
前半のちょっとした違和感が、
しっかりと伏線として後半に活きて来る部分や、
意外性のある展開に妙味があります。

演出は特に物に語らせるのが上手く、
何度も登場する風呂屋の煙突が、
最初はまず煙が出ない状態を見せ、
途中でモクモクと上がる煙を見せ、
最後は色の付いた煙が上がるのを見せるのが効果的で、
死の宣告を受けた主人公が、
暗い風呂屋の浴室で蹲っていると、
娘からの電話の着信で、
ほのかな光が闇の中に灯るところなど、
その小さな光が主人公を救う絆を感じさせて、
凡手ではありません。

シネマスコープの画面が上手く生かされていて、
役者のアップや美しい日本の風景、
向かい合う2人を横に長く配したカットなど、
映画館で映画を観る醍醐味を感じさせます。
ラストでは満を持したように、
60年代のカルト映画のようなタイトルバックが、
ドーンと出るのもその狙いが鮮やかでした。

役者は病中も綺麗に撮り過ぎていることを除けば、
主人公の宮沢りえさんが素晴らしく、
ダメ男を憎めない飄々とした感じで演じた、
オダギリジョーさんも非常に良い感じです。

更にいじめられる内向的で屈折した宮沢さんの娘を、
これまでにもこうした少女ばかりを、
何度も演じている杉咲花さんが演じているのですが、
これまでの集大成と言って良い非常に説得力ある、
魅力的な芝居で演じていて、
彼女のこれまでの代表作と言って良い、
充実した芝居になっていました。

この作品は風呂屋の家族を描いたミニマルな世界ですが、
それでいて世界を内包するような大きなテーマを持っています。

人間の社会がいつまで経っても残酷で不幸であるのは何故でしょうか?

この作品で語られていることは、
それは人間が自分の人生の責任を果たさないままで、
過去を忘却したり死んでしまったりすることにある、
という強いメッセージです。

作品に描かれた主人公の最後の生の足掻きから、
自分の人生を見返して観客の1人1人が、
自分が生きている間に果たすべき責任について、
考えるきっかけになれば素晴らしいことだと思いますし、
大仰に社会や政治を叫ぶような作品よりも、
遥かに観客の心の届くものが大きいように思います。

昨年中に観ていれば、
確実に昨年のベストの1つに選んでいた快作で、
如何にも日本映画らしい日本映画として、
迷われている方がいれば是非にとお勧めしたいと思います。

面白く、骨があり、感動的で素敵で、
そして少し変な映画です。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

下記書籍発売中です。
よろしくお願いします。

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  • メディア: 単行本


「エリザのために」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

日曜日は趣味の話題です。

今日はこちら。
エリザのために.jpg
珍しいルーマニア映画で、
カンヌでパルムドールを受賞したこともある、
クリスティアン・ムンジウ監督の新作が、
今ロードショー公開されています。
この作品も2016年のカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞しています。

地味な単館上映の作品ですが、
ミヒャエル・ハネケのミステリーに似ている、
というような批評があったので、
それは意外に面白いのじゃないかしら、
と思って足を運びました。

映画館は高齢の方が多く、
この人たちがこの映画を観て、
一体何を考えるのだろうか、
と少し考え込んでしまいました。

悪い映画ではないのですが、
ヨーロッパ映画にありがちな、
余白が多いタイプの作品で、
謎は殆ど明らかにはなりませんし、
画面の凝集度も高くはなく、
ラストは大甘のハッピーエンドになるのも、
何かもやもやしてしまいました。

ごめんなさい。
あまりお勧めの感じではありません。

主人公は外科医で、
妻とはあまりうまくいっておらず、
1人娘を溺愛しているのですが、
大学受験の娘がケンブリッジに入学が決まりかけていて、
最終試験の前日に暴漢に強姦をされかかる、
という事件が起こります。

毎日学校まで主人公は車で娘を送ってゆくのですが、
たまたまその日は本人が少し前で下してと言うので、
校門までは送らなかったのです。
主人公は娘の高校の女教師と不倫をしていて、
事件の一報を不倫現場で聞いたりもするので、
主人公はその事件に責任を強く感じます。

エリザは平常心で試験を受けられるような状態ではなく、
父親は知人の警察署長からそそのかされて、
政治家を介してエリザの試験の点数を、
不正に水増ししようと画策します。
しかし、当のエリザは父親には拒絶的で、
謎の行動を繰り返し、
強姦犯人の捜査にも何故か非協力的です。
政治家は点数かさ上げの見返りに、
自分の肝臓移植の順番の繰り上げを要求するので、
主人公は二重の不正に手を染める羽目になるのです。

果たして主人公の綱渡り的な不正は、
どのような顛末を迎えるのでしょうか?
単純に見える強姦事件の裏に、
何が隠れているのでしょうか?

人物関係は複雑に絡み合い、
登場人物のそれぞれが秘密を抱えていて、
それぞれに行動を起こして物語が展開するので、
日本のテレビドラマに近いようなストーリーラインです。

もちろん、もう少し雰囲気重視で、
距離感のある展開ではあるのですが、
それほど内容に深みがあるという訳ではなく、
あまり掘り下げもないままに物語は終わってしまいます。

やたらと2人の人物が会話をする場面が多く、
そうした場面は殆どが長回しのワンカットで撮影されています。
なので、しばらく2人とも後ろを向いて話していて、
それから少し移動して横向きになる、
というような流れが多いのです。
悪くはないのですが、
それほど構図にこだわった完成度の高い長回しという訳でもなく、
同じような場面が多いので、
作品が単調になったきらいがありました。

ハネケに似ているというのは、
結局ミステリーめいたドラマが、
解決されないままに終わってしまう、という点だけで、
ハネケのような残酷さや凄みは、
この作品からは感じられませんでした。

アメリカ映画と日本映画だけでも詰まらないので、
ヨーロッパや中近東の映画にも手を伸ばそうと思うのですが、
数は沢山あるものの、
公開はすぐに終わってしまいますし、
以前よりあまりフィルターを通さずに公開されている印象なので、
好みの作品を探すのは、
なかなか難しいなと思いました。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

「ドクター・ストレンジ」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で午前午後とも、
石原が診療を担当する予定です。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
ドクターストレンジ.jpg
マーベルコミックのスーパーヒーローものの新作、
「ドクター・ストレンジ」をアイマックス3Dで観て来ました。

マーベルコミックの映画化は暗い話が多いですし、
世界観や正義の捉え方も嫌らしいし、
続編に次ぐ続編で多くの作品が絡み合っていて、
知識がないと何が何やら人物関係が分からないことが多いので、
あまり好んで観ないのですが、
今回の作品はニューヒーロー登場編なので、
予備知識は必要ありませんし、
上演時間も115分と長過ぎず、
見どころは満載なのでなかなか楽しめました。

自動車事故に遭った天才外科医が、
チベットの秘法で時空を操る魔術師となり、
闇の力を復活させようとする悪党と戦うのですが、
魔術の師匠にも秘密があって…
と言う感じでストーリーも凝っていますし、
語り口も巧みで人物も魅力的なので、
娯楽作品としては誰でも楽しめる作品に仕上がっています。

設定は矢張りちょっと嫌らしくて、
世界の秩序を守るスポットが3か所あって、
それがニューヨークとロンドンと香港、
ということになっています。
その3か所が悪に制圧されると世界は終わりなのです。
要するに世界はアメリカとイギリスと中国とで分け合って、
支配されているのが正義という発想で、
トランプさんの頭の中みたいな世界です。
まあでも多分、その通りなのだから仕方がありません。

何よりこの作品は映像が圧倒的で、
「インセプション」の町が折りたたまれるビジュアルが、
圧倒的な大スケールで繰り広げられるのですが、
本当に細部まで目が眩むが如くに作り込まれていて、
3D効果も圧倒的です。
また、主人公が多重世界に投げ込まれるような場面があるのですが、
そこのビジュアルも本当に圧倒的で、
実際に別世界を体感したような気分になります。

これは絶対大画面の3Dで体感する意義があります。

凄まじいですよ。

ただ、この作品はそれだけではなくて、
キャストも非常に魅力的なキャラが揃っています。

主人公のベネディクト・カンバーバッチの、
尊大だけれど憎めない感じも良いですし、
かつての同僚の救急医の女性を演じた、
ヒロインのレイチェル・マクアダムスもとても良い感じです。
魔法合戦なのですが、
死に掛けた時はガールフレンドの救急救命医に、
病院のERで助けてもらうのです。
こういう発想はクレヴァ―で楽しいと思います。
更には主人公の師匠を演じるティルダ・スウィントンが、
人間離れのした美しさで、
ストーリーの核になっています。

もちろん観終わった瞬間に忘れてしまうような、
そんな映画ではあるのですが、
ビジュアルは現在の特殊技術の到達点と言って良い完成度で、
ストーリーの完成度も高く、
キャストも充実しているので、
暇つぶしに何か映画を、という向きには、
是非にとお勧めしたいと思います。
是非大画面の3Dでご覧ください。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

下記書籍発売中です。
よろしくお願いします。

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「沈黙ーサイレンスー」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。

今日はこちら。
沈黙.jpg
遠藤周作の原作をマーティン・スコセッシが監督し、
多くの日本人キャストが出演した話題の映画を、
封切りの映画館で観て来ました。

これは「ミッション」と同じような、
「キリスト教宣教師受難もの」という括りの映画で、
日本が主な舞台になってはいますが、
それは「異教徒の棲む異界」としての日本で、
現実の日本を描いた歴史もの、
というような感じではありません。

オープニングの雲仙での熱湯掛け拷問の場面など、
石井輝男監督の残酷時代劇かと思いました。

ただ、詩情に溢れる隠れキリシタンの村人と、
ポルトガル人の宣教師との交流などは、
悪い感じではありません。

後半は転びキリシタンとなった宣教師の、
数奇な後半生を描く、という感じになり、
「ラスト・エンペラー」にも似た味わいです。

日本が主な舞台になっていて、
日本人キャストが多く出演している割には、
日本という感じがあまりしないのは、
実際の撮影は全て台灣で行われているためかも知れません。

漁村は日本の漁村には見えませんし、
長崎や江戸も、微妙にへんてこりんな感じで、
空気感が矢張り違います。
こんな家屋は絶対になかった、
というような不思議な日本家屋が多く登場します。

それで徹底した時代考証を行った、
と威張っているようなことがパンフレットには書かれているので、
何か複雑な心境にもなります。

言語もポルトガル人が英語を話し、
日本人が日本語と英語を当然にように話します。
それでいて「キリシタン」などの、
ポルトガル語由来の言葉が、
割と頻繁に台詞に登場するので、
何処か珍妙な感じはあります。

ただ、それが悪いということではありません。
「ラスト・サムライ」と同じくらいには日本で、
アメリカ人が真面目に日本を表現すると、
こんな感じになるのだと思います。

その意味でもこれは日本とは違う「異界」で、
キリスト教徒が苦しむという映画で、
そう思って観るのが正解なのだと思います。

窪塚洋介さんは彼のキャリアで、
間違いなく最高の芝居で、
それだけでも観る値打ちはあります。

ただ、彼の役はアメリカ映画によく出て来る、
ただの「馬鹿」で、
それ以上でもそれ以下でもありません。
長いものに巻かれ、
主人公を悪意なく裏切り続けるのですが、
それを俯瞰的に投げ出すように描いています。
原作でもその通りで、
普通もう少し2人の魂の交流があったり、
何かに気づく瞬間があったりしても良いのでは、
というように思うのですが、
そうしたことはまるでないのです。
遠藤周作さんはそうした意味で、
多分に欧米人的な感性を、
持っている方だったのかも知れません。

イッセー尾形さんの悪代官も、
原作の好々爺のイメージとはちょっと違いますが、
狡猾で一筋縄ではゆかない悪党を、
よく骨肉化していたと思います。
これも彼の映像の代表作と言って良い芝居ではないでしょうか。

笈田ヨシさんと塚本晋也さんの村人も、
最後の水責めの体当たりの芝居を含めて、
入魂の演技だったと思います。

このように、日本人キャストに、
入魂の芝居をさせるスコセッシは、
矢張り名監督だという思いはします。

作品としてはちょっとピンと来ない部分はあり、
特に最終的に神様の言葉が、
ナレーションとして流れてしまうのですが、
それも良くないのではないか、
というように思うのですが、
日本人キャストのそれぞれに凄みのある熱演を見るだけでも、
一見の値打ちはあると思います。

「ラスト・サムライ」と同じくらいのレベルでお勧めです。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。

本能寺ホテル [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で、
午前中は石田医師が外来を担当し、
午後は石原が担当する予定です。

土曜日は趣味の話題です。

今日はこちら。
本能寺ホテル②.jpg
万城目学さんが台本に関わってトラブルになったのでは…
という事実は不明ですが変な噂が先行した、
フジテレビ印の映画を観て来ました。

多分詰まらないだろうな、とは思ったのですが、
仕事帰りに妻と映画を観るのに、
タイミングが合う上映時間のものが、
この作品しかなかったので足を運びました。

予想をかなり超えるくらいに詰まらない映画で、
封切り初日にも関わらず、
映画館は閑散としていました。
ほぼ確実に短期間で打ち切りになるので、
ご興味のある方は早くご覧になった方が良いと思います。

以下ネタバレを含む感想です。

もしこれから観たいと思う方は、
鑑賞後にお読み下さい。

ただ、お勧めはしません。

これは歴女人気を当て込んだ作品だと思うのです。

綾瀬はるかさんが古都京都で、
本能寺の変前日の本能寺に紛れ込み、
信長に感化されて、
最後は歴史教師を志します。

彼女は人生の目標があまりなく、
勤めていた会社が倒産したために、
何となく付き合った男性と結婚を決めてしまったのですが、
婚約者の実家のある京都で、
ホテルの予約を間違えてしまい、
そのために「本能寺ホテル」という不思議なホテルに迷い込みます。

そこのエレベーターで金平糖を噛むと、
何故か1982年の本能寺にタイムスリップしてしまいます。

そこで現代にはいないタイプの信長という男性に、
恋をしてしまった主人公は、
歴史を変えても構わないと、
信長に光秀が裏切ることを前日に告げるのですが、
信長は自分の命より大切なものに殉じると、
秀吉に密かに手紙を送って後を託し、
自らは死んでゆきます。
それを知った主人公は、
愛のない婚約を解消し、
歴史教師になる道を選びます。

秀吉の中国大返しが成功したのは、
事前に信長から手紙を受け取っていたからだった、
というのが一応のポイントで、
それ以外には特に目新しい点はありません。

万城目さんが盗られたという小ネタとは何でしょうか?
金平糖?
そのくらいしか思いつきません。
そもそも筋の工夫など皆無に近いからです。

タイムスリップものということではなく、
人生の岐路に立っている若い女性が、
神秘的な経験をして、
それをきっかけに人生を問い直す、
という物語で、
日本映画にはありがちな古典的趣向です。

先に数少ない良い点から言うと、
京都に広範にロケをしていて、
馴染みのある場所が綺麗に撮影されていて美しく、
綾瀬はるかさんの主人公と、
堤真一さんの信長は、
綺麗にそして格好良く撮られています。
あと本能寺の変の場面はスケール感があります。
これだけ大掛かりで綺麗な本能寺の変は、
あまりこれまでの映像にはなかったという気がします。

ただ、オリジナル・ストーリーで、
万城目さんが関わっていた、と言う話の真偽はともかくとして、
台本にはかなり紆余曲折があり、
色々と凝ろうとしては失敗し、
結局は何も新味のない物語に、
ならざるを得なかったのかな、
というようには感じました。

綾瀬さんの物語が、
もっと書き込まれていないといけない筈ですが、
オープニングから過去と現在を、
交互に切り替えるというような編集になっていて、
分かりにくいですし、
中途半端です。
主人公がホテルの予約の間違いに気づくところなど、
ミュージカルもどきの変なコメディ演出をしているのですが、
全体からは浮いていて訳が分かりません。

綾瀬さんの役柄もちょっと分裂気味で、
本来は歴史に詳しい女性でなければならない筈なのに、
「天然キャラ」を活かしたかったのか、
途中では歴史のことなど何も知らない、
というような感じにしているので、
ラストで歴史教師になる、
というのが完全に矛盾しています。

現在から過去に持ち込まれたものとして、
胃薬のビンと勧誘のチラシがあるのですが、
何の意味もありませんし、
最後は燃えておしまいです。

風間杜夫さんの役も八嶋智人さんの役も意味ありげなだけで、
何も明らかにされないままに終わってしまいます。

このようにすべてが未整理で、
意味ありげなだけに終わっています。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
のオープニングの巧みさはどうでしょうか?
比較するのも恥ずかしい感じがしますが、
映画というものを、
かなり舐めているように思えてなりませんでした。

ただ、よく考えてみると、
かつての角川映画の多くも、
質的にはあまり変わらなかったような気もします。

凡作でした。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

ドント・ブリーズ [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。

今日はこちら。
ドント/ブリーズ.jpg
昨年のアメリカホラー映画、
「ドント・ブリーズ」を観て来ました。

この作品は「死霊のはらわた」で有名なサム・ライミが制作を務め、
リメイク版の「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督が、
監督を務めた作品で、
サム・ライミ印のホラー映画と言って良いと思います。

内容はトビー・フーパーの傑作ホラー
「悪魔のいけにえ」に良く似ていて、
頭のいかれた殺人鬼オヤジに、
3人の若者がさんざん酷い目に遭う話です。

血まみれの女性が家の外に出ると、
朝になっているところなど、
そっくりの場面もあり、
かなり意識して作られた作品であることが分かります。

黒沢清監督の「クリーピー」も、
「悪魔のいけにえ」を意識した作品でしたが、
その青を基調とした画面の色合いや、
秘密の地下室のヴィジュアルなど、
かなりこの作品とも似た部分がありました。

ただ、「クリーピー」は単純なホラーではありませんが、
この作品はそれ以外の要素は微塵もない、
純粋なホラーであり、サスペンス・スリラーで、
上映時間も88分と心地良い短さです。

3人のおバカな若者が、
1人の父親が警備会社を経営しているところから、
警備している家の合鍵を頂いて、
それで家に侵入して泥棒を働く、
という身もふたもないような悪事に手を染めています。

色々あって、最後の仕事にしょうとして選んだのが、
ある盲目の退役軍人が1人暮らしをしている家で、
相手は盲目なので楽勝と思って、
家にいるのを知りながら深夜に忍び込むと、
実はその盲人こそ、
頭のいかれた怪物オヤジだった、
ということが分かり、
閉じ込められた3人と、
殺人オヤジとの闘いが始まる、
という物語です。

家は広くはない寂れた一軒家で、
登場人物も4人だけ、時間は夜中で画面も暗いだけ、
ということになると、
幾ら上映時間は短いとは言っても、
それだけで観客を怖がらせるのは、
そう簡単ではないように思います。

ところが、
それが意外に面白くてスリリングで、
時々はドキリともしますし、
物語にも結構変化がついているのですから、
ライミ印はなかなか侮れません。

怪物の方が盲目、という趣向が、
意外にも上手く作用していて、
気が付かれないように、
同じ部屋で息をひそめる場面などがスリリングです。
観客が固唾を飲んで見守る、
というような瞬間が何度もあって、
劇場が全くの静寂になる、
というのが効果としても斬新でした。

物語もかなり練り上げられていて、
細部にも工夫があります。
醜悪の極みのような場面もありますし、
意外な展開もあり、
完全に明かりが消えると暗視カメラのような画像になったり、
外に出た瞬間の朝日の高揚感など、
色彩も工夫をされています。

何も超自然的なことなどは出さずに、
ただの一軒家の追いかけっこでこれだけ盛り上げるのですから、
凡手ではないと思いました。

そんな訳でこうしたB級映画が僕は大好きなので、
地味なホラーをシネスコの大スクリーンで観られて、
幸せを感じました。

趣味は良くないので、
お上品な方にはお勧めは出来ませんが、
意外に拾い物で楽しい鑑賞になりました。

悪くないですよ。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
ファンタスティック・ビースト.jpg
ハリー・ポッターの新シリーズが、
原作者のローリングが制作にも関わり、
台本も担当するという新しい形で始まりました。

その第1作がこの作品で、
ハリー・ポッターシリーズより2世代くらい前、
1920年代のニューヨークが舞台となっています。
それが数作で元のハリー・ポッターの前日談に移行するという、
スター・ウォーズのような仕掛けになることが想定されます。

禁酒法の時代には魔術も迫害をされていた、
という趣向になっていて、
そこにエディ・レッドメイン演じる、
魔法動物研究家の青年が現れます。

僕はハリー・ポッターシリーズは、
原作は3作目までは読み、
映画も映画館で観たのは2作目までなので、
あまりシリーズのファンという訳ではありません。

でも、この作品はとても楽しめました。

1920年代のニューヨークがそれらしく綺麗に描かれていて、
そこでの魔法合戦というのは、
現代を舞台にするより遥かにしっくりと来る感じです。

ストーリーラインは、
ああいつものこの感じなのね、
というようなものですが、
それでも期待は決して裏切ってはおらず、
133分がたっぷり贅沢に楽しめます。

特にオープニングで、
魔法新聞の見出しをダダッと並べて、
時代背景を語り、
そこから主要人物を、
あっと言う間に巧みに紹介しながら本編になだれ込む、
という冒頭が鮮やかです。
路上から銀行、魔法省と目まぐるしく舞台は変わり、
それぞれのビジュアルが非常に丹念で綺麗です。
この辺りの語り口には非常に感心しました。

本題に入ると、
今度は沢山の魔法動物が登場するのですが、
博物学の教科書の細密画のように、
次々と登場する架空の動物達が、
とても楽しくかつ見事なまでに美しく、
想像していたより、
沢山の種類が登場するのも贅沢に感じます。

そしてラストには「禁断の惑星」のイドの怪物、
みたいなものが登場するのですが、
そのビジュアルもあまり従来にないような、
工夫が凝らされていました。

エディ・レッドメインはもちろんのこと、
魔法省の大物を演じたコリン・ファレルが、
如何にもの曲者ぶりで良いですし、
意外に泣ける大人の恋を演じた、
ダン・フォグラーも良い味を出していました。

シリーズで時代が過去に戻るのは、
スター・ウォーズのようですが、
あちらより遥かに堅牢な世界観を持っていて、
「ローグ・ワン」というような珍品よりも、
個人的には遥かに和み楽しめましたし、
ハリウッド映画にありがちな、
政治的な裏のある嫌らしい感じなどが、
あまりないことも好印象でした。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

下記書籍発売中です。
よろしくお願いします。

誰も教えてくれなかった くすりの始め方・やめ方: ガイドラインと文献と臨床知に学ぶ

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  • 作者: 石原藤樹
  • 出版社/メーカー: 総合医学社
  • 発売日: 2016/10/28
  • メディア: 単行本


ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で午前午後ともいつも通りの診療になります。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
ローグワン.jpg
スターウォーズ・シリーズの、
サイドストーリー的な位置づけの作品が、
今世界同時公開中です。

これは物凄く褒めている方が、
ネットなどには多いのですが、
映画館はたまたまかも知れませんが閑散としていました。

僕は正直全然乗れませんでした。

僕はスターウォーズのシリーズは、
全作を封切りの映画館で観ていて、
エピソード4の日本公開の時には、
高校一年で登校拒否をしていた時だったのですが、
生きていても仕方がないかな、
などと思いつつ、
「スターウォーズ」を観るまでは死ねない、
というくらいに思っていました。
有楽町の日劇で観て、
横浜の映画館で観て、
渋谷パンテオンでも観ました。

そんな訳でそれなりにこのシリーズには愛着があるのですが、
この映画はダメでした。

スターウォーズの最高傑作で、
予備知識がなくても楽しめる、
というような絶賛のコメントが、
ネットなどには沢山あるのですが、
本当にそうでしょうか?

だって、これはエピソード4の前日談で、
旧作に登場した人物を、
わざわざ他の役者さんの顔を、
CGで加工してまで登場させ
(こういうのは出演料や肖像権はどうなるのでしょうか?
こんなことがどんどん広がったら、
本当に映画など観るのが嫌になります)、
エピソード4の始まる直前で終了する、
という作品なので、
単独で予備知識なく観て、
それほど楽しめるとは到底思えないからです。

ただ、絶賛の声の全てがステマとも思えないので、
つくづく色々な感想があるものだな、
と思いました。

以下ネタバレを少し含む感想です。

エピソード7の「フォースの覚醒」は、
意外と楽しめたのです。

レトロな感じを意識的に出していて、
かつてのキャラが年を取って登場するのも良いですし、
ロケの場面が多く、
自然の風景と特撮が融合している感じも新鮮だったのです。
キャラの設定も悪くありませんでした。

それに比べて今回の作品はどうでしょうか?

エピソード7以前と同じCGショーで、
人間まで顔を加工して「死人」を登場させるという、
何と言うか人工の極致です。
それでいて設定がエピソード4の前日談なので、
そこに繋がることを重視していて、
ビジュアルは古めかしく、
新鮮な要素は全くありません。

話はあまりに暗すぎませんか?

お家の重宝を巡って底辺に生きるやくざ者達が、
血みどろの殺し合いをする歌舞伎のようです。

ローグ・ワンというのは七人の侍で、
デス・スターの設計図さえ奪取出来れば、
自分の命など捨てても構わないという変わった人達です。
案の定その全員が殺されてしまい、
それでもプリンセスに設計図のデータが渡せれば、
それで良かった、ということのようです。

座頭市と片腕ドラゴンが登場、
というような設定も違和感があってうんざりです。
中国人を何人か出さないと、
興行的に成立しないというのが露骨で嫌になります。

クライマックスのビジュアルはドバイみたいですし、
砂漠の戦争はシリアの内戦のようです。
ある意味ならず者は上手く使って、
殺し合いをさせればそれで良い、
ということのようにも思えます。
この映画のデス・スターは、
明確に核兵器の隠喩です。

エピソード4は別にそんなことはなかったと思うのです。
デス・スターはデス・スターであってそれ以上でも以下でもなく、
巨大な悪の象徴というもっと大らかな世界です。
当時はスペースオペラという言葉がありました。
宇宙を舞台にした派手なおとぎ話がその本質でした。

その大らかさが今回の作品にはまるでありません。
ラスト主人公2人が抱き合って核爆発で死ぬ、
という場面の絶望的な暗さはどうでしょうか?

昔「ディープ・インパクト」という映画があって、
これは世界終末物としては大好きな1本でした。
ラストで仲たがいしていた親子が、
抱き合って最後を迎える場面は非常に感動的でしたが、
スペースオペラでそんなことをしてはいけません。

こんなものはスターウォーズではない、
というのが個人的な意見です。

そんな訳で今回の映画は、
僕の思うスターウォーズではなかったのですが、
これはもう個人的な見解なので、
違うご意見の方も、
どうか寛容にお読み頂ければと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

2016年の映画を振り返る [映画]

新年おめでとうございます。

北品川藤クリニックの石原です。

今年もよろしくお願いします。

今日は昨年観た映画を振り返ります。
昨年はそれまでより沢山の映画を観ました。
昨年映画館で観た映画がこちらです。

1.劇場霊
2.007スペクター
3.ピンクとグレー
4.マッドマックス怒りのデスロード
5.オデッセイ
6.ディーパンの闘い
7.スティーブ・ジョブズ
8. マネーショート
9.ヘイトフルエイト
10.僕だけがいない街
11.リリーのすべて
12.バットマンvsスーパーマン
13.蜜のあわれ
14.レヴェナント 甦りしもの
15. 怪談せむし男
16.スポットライト
17.アイアムアヒーロー
18.スキャナー記憶のカケラをよむ男
19.ハイル・シーサー
20.アイヒマンショー
21.クリーピー 偽りの隣人
22.デッドプール
23.10クローバーフィールド・レーン
24.教授のおかしな妄想殺人(ウディ・アレン新作)
25.海より深く
26.too young too die
27.貞子vs伽椰子
28.帰ってきたヒトラー
29.シング・ストリート 未来へのうた
30.インディペンデンスデイ リサージェンス
31.ロスト・バケーション
32.シン・ゴジラ
33.秘密
34.君の名は。
35.ゴーストバスターズ(新作)
36.エルクラン
37.怒り
38.聲の形
39.永い言い訳
40.パシフィック・リム
41.ダゲレオタイプの女
42.何者
43. デスノート Light up the NEW world
44.溺れるナイフ
45.この世界の片隅に
46.ルーム
47. ハドソン川の奇跡

以上の47本です。
これも前半は結構詰めて観ていたのですが、
後半数か月は色々と用事が重なったり、
体調を崩したりして、
本数はかなり減りました。

良かった5本を順不同、洋画邦画問わずで、
エントリーしてみます。

①君の名は。
http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2016-08-27-1
言わずと知れた大ヒットアニメですが、
初日に観れたのが良かったような気がします。
映像は見事なまでに美しく、
ストーリーも斬新で純粋でした。

②シン・ゴジラ
http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2016-07-31-1
ちょっと乗り切れないところや、
ゴジラ映画にありがちな野暮ったさもあるのですが、
矢張りここまでやってくれると拍手喝采という感じです。
北品川上陸がとても嬉しかったです。

③帰ってきたヒトラー
http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2016-07-10-2
ワンアイデアの地味な映画なのですが、
なかなかどうしてしたたかなコメディで堪能しました。
ドイツの懐の深さを感じさせます。

④レヴェナント 甦えりし者
http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2016-04-24-1
映画としては、こういう感じのものが、
僕は好きです。
人間が執念の復讐劇を繰り広げる中で、
最後に神話の領域、神の領域にまで入ってゆきます。
映像が美しく、
マカロニウェスタンからタルコフスキーまでが、
ごった煮のように投入されています。

⑤この世界の片隅に
http://blog.so-net.ne.jp/rokushin/2016-12-30
今年はもう何と言ってもアニメの年です。
その掉尾を飾るこの作品は、
1人の女性の生きざまを、
博物誌のような膨大な情報量で綴る、
昭和叙事詩です。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良いお正月をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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