So-net無料ブログ作成
医療のトピック ブログトップ
前の10件 | 次の10件

せん妄の治療に安全な薬は何か? [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
リスパダールと非定型精神病薬の比較.jpg
2018年のBritish Medical Journal誌に掲載された、
せん妄の治療に使用する薬の安全性を比較した論文です。

せん妄状態というのは意識障害の一種で、
典型的なものは集中治療室で患者さんが突然暴れだしたり、
認知症の患者さんが、
夜中に混乱して騒ぎ出すような状態のことを指しています。

こうした時には所謂安定剤はあまり効果はなく、
むしろせん妄を助長することもあるので、
抗精神病薬と呼ばれるタイプの薬が、
使用されることが通常です。

この目的で多く使用されて来た薬の代表が、
ハロペリドール(商品名セレネースなど)です。

ハロペリドールはせん妄のコントロールに、
有用性の高い薬剤ですが、
その一方で錐体外路症状や不整脈の誘発作用など、
副作用や有害事象の多い薬でもあります。

そこで非定型精神病薬と呼ばれる薬が開発されました。
非定型精神病薬はオランザピン(ジプレキサ)やクエチアピン(セロクエル)、
アリピプラゾール(エビリファイ)などがその代表で、
錐体外路症状が少ないことが特徴です。

このためにせん妄状態の治療においても、
ハロペリドールのような古いタイプの抗精神病薬より、
非定型精神病薬が第一選択として使用される流れになっています。

ところが…

せん妄の治療などにおいて、
ハロペリドールより非定型精神病薬がより安全である、
という根拠はそれほど確かなものではありません。
せん妄や認知症に対する古いタイプの抗精神病薬の使用が、
患者さんの生命予後に悪影響を与えるというのは、
ほぼ間違いのない事実ですが、
それと比較して生命予後の改善に非定型精神病薬が結び付いた、
というようなデータはあまり精度の高いものがありません。
そのため、アメリカのFDAは定型と非定型の区別なく、
認知症へのこうした薬剤使用のリスクを警告しています。

古いタイプの抗精神病薬と比較した時の非定型精神病薬の安全性は、
あまり明確なものではないのです。

今回の研究はアメリカの複数の医療機関において、
心筋梗塞の急性期の入院中に、
せん妄などのために古いタイプの抗精神病薬である、
ハロペリドールを使用した場合と、
非定型精神病薬である、
オランザピン、クエチアピン、リスペリドンを使用した場合を、
比較検証したものです。
6578名の抗精神病薬が使用された患者さんのうち、
1688名はハロペリドールが使用され、
4910名は非定型精神病薬が使用されていました。

患者さんの背景などを補正して比較したところ、
非定型精神病薬と比較して、
ハロペリドールの使用により、
使用7日間の死亡リスクは、
1.50倍(95%CI; 1.14 から1.96)有意に増加していました。
具体的には非定型精神病薬の使用時に、
患者さん100人1日当たり1.1名の死亡があったのに対して、
ハロペリドールの使用時には1.7名と増加していました。

ただ、この死亡リスクの増加は、
治療開始4日目でピークとなり、
5日目以降では有意な差はなくなっていました。

このように若干の差が、
入院時のせん妄に対する両者の薬剤では認められましたが、
ハロペリドールの使用期間は、
非定型精神病薬と比較して短く済んでいるので、
明確にハロペリドールのリスクが高いとも言い切れず、
現状では両者の薬剤とも、
心臓病の患者さんには一定のリスクがある、
というように考えておくのが良いように思います。

ただ、臨床の現場においては、
こうした薬剤の使用が必要となることもまた、
稀なことではないのです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
nice!(6)  コメント(0) 

DPP4阻害剤と炎症性腸疾患リスクについて [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は金曜日でクリニックは休診ですが、
老人ホームの診療などには廻る予定です。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
DPP4阻害剤と炎症性腸疾患.jpg
2018年のBritish Medical Journal誌に掲載された、
今最も広く使用されている糖尿病の飲み薬と、
炎症性腸疾患との関連についての論文です。

DPP4阻害剤はインクレチン関連薬と呼ばれる薬の1つで、
DPP4というインクレチンを分解する酵素を妨害することにより、
結果として血糖降下作用のある、
インクレチンの血液濃度を高める作用のある薬です。

血糖降下作用はマイルドで、
低血糖を起こしにくいという利点があり、
2型糖尿病の治療薬として、
日本では今最も多く使用されている薬だと思います。
高齢者でも使用しやすいというのも利点です。

ただ、この薬の問題点は、
DPP4という酵素は、
インクレチンのみの代謝に関わっている訳ではなく、
他の多くの細胞機能にも少なからず影響を与えているので、
それが別個の問題を引き起こすという可能性が、
完全には否定されていない、
ということです。

そこで1つ危惧されているのは、
DPP4と難病でもある炎症性腸疾患との関連です。

動物実験においては、
DPP4阻害剤による治療が、
炎症性腸疾患の病勢を和らげたという報告があります。
その一方で臨床的な知見としては、
炎症性腸疾患の患者さんの血液では、
DPP4 の濃度が低下しており、
その低下の程度と炎症の強さとの間にも、
関連が認められたという報告も複数存在しています。

ただ、実際の患者さんにおいて、
DPP4阻害剤の使用と炎症性腸疾患の発症リスクとの間に、
関連があるかどうかを検証した疫学データは、
これまでに殆どありませんでした。

そこで今回の研究では、
イギリスのプライマリケアのデータベースを活用して、
DPP4阻害剤の2型糖尿病の患者さんに対する継続処方と、
その後の炎症性腸疾患の発症リスクとの関連を検証しています。
18歳以上の141170名の糖尿病の患者さんのデータを解析した、
非常に大規模な疫学研究です。

その結果、
トータルで208件の炎症性腸疾患が診断され、
年間10万人当たり37.7件という発症率になっています。
そして、このうちDPP4阻害剤を使用している患者さんの発症率は、
年間10万人当たり53.4件であったのに対して、
それ以外の糖尿病治療薬を使用している患者さんでは34.5件となっていて、
DPP4阻害剤の使用により、
炎症性腸疾患の発症リスクは1.75倍
(95%CI: 1.22から2.49)有意に高くなっていました。

このリスクの増加は、
DPP4阻害剤の使用期間が長いほどより高く、
継続期間が4から5年で、
2.90倍(95%CI; 1.31 から6.41)と最も高くなり、
4年以上の使用では有意な増加は認められなくなっていました。

このように、
かなりばらつきはあるデータで、
本当にDPP4阻害剤が原因となって、
炎症性腸疾患のリスクが増加しているかどうかは、
断定的に言うことは出来ませんが、
今後より厳密な検証が必要な事項ではあると思いますし、
DPP4阻害剤の長期使用時には、
そうしたリスクについても充分留意する必要があるように思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
nice!(7)  コメント(0) 

中年期の運動の心不全予防効果 [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
心不全に対する運動の効果.jpg
2018年のCirculation誌に掲載された、
中年以降の運動習慣が、
その後の心機能に与える影響を検証した論文です。

40から50代の時期において、
事務仕事などで殆ど運動をしないことが、
その後の心機能の低下に結び付き、
心不全のリスクとなることは、
多くの疫学データからほぼ明らかな事実です。

この場合に生じやすい心臓機能の変化は、
左室の拡張能の低下です。

左室というのは、
心臓のポンプ機能の中心として、
全身に血液を送り出す働きを持っていますが、
その機能は大きく、
縮む力(収縮機能)と広がる力(拡張機能)とに分けられます。

心臓の働きが低下する心不全は、
進行すればその2つの機能のいずれもが低下しますが、
その初期の段階においては、
収縮機能のみがもっぱら低下する場合と、
拡張機能のみがもっぱら低下する場合とに分けられます。

拡張能の低下は収縮能の低下よりも、
簡単に測定することが難しいのですが、
加齢や糖尿病などで発生する心不全は、
その多くが拡張能の低下から始まると考えられています。

僕自身も大学の医局時代に、
心エコーの拡張能の指標を測定して、
糖尿病の状態やコントロールとの関連を、
調べるような臨床試験をしていたことがあります。

さて、運動には、
心機能の低下を予防するような、
効果があることが知られています。

それは、中年以降からの運動でも、
有効なものなのでしょうか?

今回の研究はその点にフォーカスを絞ったもので、
運動習慣のない45から64歳の健康成人61名を対象として、
クジ引きで2つの群に分けると、
一方は運動プログラムを定期的に行ない、
もう一方はそのままの生活を継続して、
2年間の効果を比較検証しています。

運動はその時期により時間は強度は異なりますが、
最大心拍数の95%に達するインターバルトレーニングを含み、
週に5、6時間は運動する結構ハードな内容です。

その結果、
運動群ではコントロール群と比較して、
最大酸素摂取量が増加すると共に、
心臓の拡張機能の改善が認められました。
勿論コントロール群ではそうした改善は認められませんでした。

このように、
40代以降からの運動が、
心機能の改善に繋がり心不全を予防する、
という知見は非常に興味深く、
勿論身体に無理を掛けないように慎重な対応は必要ですが、
運動の効能は今後より大きく注目されることになりそうです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
nice!(6)  コメント(0) 

早期胃癌治療後のピロリ除菌の効果(韓国の介入試験) [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
ピロリ除菌の胃癌切除後の効果.jpg
2018年のthe New England Journal of Medicine誌に掲載された、
早期胃癌の内視鏡切除後に、
ピロリ菌の除菌治療をした場合の有効性についての論文です。

噴門部以外の胃癌の90%は、
ピロリ菌の感染が原因と考えられています。

ピロリ菌の感染が持続することにより、
胃の粘膜は萎縮し、
腸上皮化成と呼ばれるような状態となると、
そこから高率に胃癌が発生します。

ピロリ菌の除菌を行なうことにより、
胃癌のリスクはトータルで35%は減らせることが、
これまでの臨床データをまとめて解析した論文で報告されています。

ただ、ある程度萎縮性胃炎が進行した状態であっても、
ピロリ菌の除菌にコストに見合うだけの有効性があるのか、
と言う点についてはまだ見解は分かれています。

2008年のLancet誌に報告された有名な日本のデータでは、
腸上皮化成を来したような高齢の萎縮性胃炎の患者さんでも、
除菌治療をすることによりその後の胃癌のリスクは、
65%低下したという結果になっています。
ただ、その後台湾で得られた臨床データでは、
高度の萎縮性胃炎の患者さんでは、
ピロリ菌の除菌による胃癌の予防効果は確認されていません。

今回の研究は韓国の国立癌センター的施設における、
単独施設のものですが、
ピロリ菌感染に伴い発症した早期癌を内視鏡切除した患者さんを、
クジ引きで2つの群に分け、
一方はピロリ菌の除菌治療を行ない、
もう一方は偽薬による治療を行なって、
それを患者さんにも主治医にも伝えないという、
この分野ではこれまでにあまりない、
厳密な方法による臨床試験を行なっているものです。

396名の患者さんが登録され、
中間値で5.9年の観察期間中に、
治療後1年以降に診断された新たな胃癌は、
ピロリ菌除菌群では7.2%であったのに対して、
偽薬群では13.4%で、
除菌治療はその後の胃癌の発症リスクを、
50%(95%CI: 0.26から0.94)有意に低下させていました。

組織学的検討を行なったサブ解析では、
萎縮性胃炎の改善は、
偽薬群では15.0%でしたが、
治療群では48.4%に認められました。

このように比較的萎縮が進行した胃粘膜であっても、
ピロリ菌の除菌を施行することにより、
その後の胃癌の発症は5割抑制されていて、
除菌の適切なタイミングは未だ確定したものはありませんが、
少なくとも早期胃癌の術後での除菌治療は、
有効な治療であると考えて良いようです。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
nice!(7)  コメント(0) 

運動が歯周病を改善する? [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
歯周病と運動の効果.jpg
2018年のTherapeutics and Clinical Risk Management誌に掲載された、
運動や食事などの生活改善が、
歯周病に与える影響についての論文です。
筑波大学の歯科口腔外科教室の研修者らによる日本の研究成果です。

歯医者さんに掛かる病気の代表は、
虫歯と歯槽膿漏(歯周炎)です。

この2つでは何となく虫歯の方が主体で、
虫歯が悪くなると、
歯肉炎などを伴う、というように考えがちですが、
実際には虫歯より遥かに怖いのが歯周炎で、
しかもこの2つの病気はその原因が異なります。

虫歯はグラム陽性通性嫌気性菌の感染症ですが、
歯周炎はグラム陰性嫌気性菌の感染症です。

虫歯は歯垢のコントロールにより予防が可能ですが、
歯周炎は原因も明確でない上に、
慢性化すると治療も決定打がなく、
歯を失うことになる可能性は、
歯周炎の方が遥かに高いのです。

この歯周炎と糖尿病などの生活習慣病には、
関連が深いことが以前から知られていました。
これまでにはっきりしているものとしては、
糖尿病以外に心血管疾患と誤嚥性肺炎、
また非アルコール性脂肪肝炎との関連も報告されています。
歯周病はまた生活習慣病の元とも言える肥満や内臓脂肪の増加とも、
関連のあることが報告されています。
そのメカニズムはまだクリアには分かっていませんが、
インスリン抵抗性が炎症性サイトカインの増加などに結び付き、
歯周の炎症や細菌の増殖を促すとも言われています。

それでは、
生活習慣を改善して肥満を改善することにより、
歯周病にも改善が見られるのでしょうか?

今回の研究はその点を明らかにする目的で、
年齢が31から64歳、
BMIが25以上の肥満男性で、
定期的な運動習慣のない71名を登録し、
そのうちの50名は運動プログラムを実施し、
残りの21名は食事指導のみを実施して、
12週間の治療を行ない、
その前後での歯周病の状態と、
運動プログラムを実施した場合と、
食事療法のみの場合との比較を行なっています。
運動は有酸素運動もしくは加圧運動を、
週に3回継続して行っています。
食事療法は1日の摂取カロリーの目標を、
1680キロカロリーに設定して指導を行なっています。

その結果、
運動療法群においては、
12週間の治療の前後で、
あまり体重の変化は認められませんでしたが、
歯周病の重症度の指標である、
歯周ポケットの深さが4ミリを超える比率は、
治療前の14.4%から5.6%へと有意に減少していました。
また、BOPと呼ばれる検査時の歯周からの出血率も、
39.8%から14.4%に減少していました。

つまり、運動療法を施行することにより、
特に歯周病の局所の治療などを行うことなく、
対象者の歯周病の状態は改善していたのです。

そして、興味深いことに食事療法群では、
より体重減少には効果が認められたのですが、
歯周病の指標の改善は認められませんでした。

歯周病の運動による改善効果は、
体重やLDLコレステロール、空腹時のインスリン値とも、
関連が認められました。

つまり、運動による内臓脂肪の減少や脂質代謝の改善が、
歯周の炎症にも良い影響を与え、
歯周病を改善するという可能性が示唆されたのです。

今回の結果は例数もそれほど多くありませんし、
試験のデザインもそれほど厳密なものではありません。
従って、今回の結果をもって、
歯周病に運動が有効、というようには言い切れないのですが、
それほどの関連がなさそうな、
歯周病と運動との間に関連があり、
食事との間にはそれほどの関連がなかったという結果は興味深く、
今後の更なる検証を期待したいと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
nice!(5)  コメント(1) 

昼間の眠気とアルツハイマー型認知症との関係について [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日はプロバイダーのトラブルで、
昼間の更新が出来ませんでした。
それで夜の更新になってしまいました。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
アルツハイマーと昼の眠気.jpg
2018年のJAMA Neurology誌に掲載された、
高齢者の昼間の眠気が、
認知症の進行と関連があるのではないか、
という気になる報告です。

昼間の眠気というのは、
病気のあるなしに関わらず、
年齢と共に増えて来る症状です。

誰でも退屈な授業や会議などの時には、
眠ってはいけないと思いながら眠くなりますし、
食事の後では満足感と共に眠気が襲います。

これは勿論正常な生理現象ですが、
一方で病的な眠気というものもあります。

ナルコレプシーという病気があり、
この病気では緊張しているような時にかえって、
強い眠気が生じて、
場所に関わらず居眠りをしてしまいます。

病気とは言えないものの、
とは言って正常とも言えない眠気は、
加齢に伴う眠気です。

高齢になると、
ほぼ間違いなく覚醒の維持が困難になります。
つまり、居眠りをしやすくなるのです。
おじいちゃんやおばあちゃんが、
縁側で居眠りをしているのは、昭和的な情景としては、
誰でも馴染みのあるものですし、
テレビ番組や映画などを、
最後まで見続けることは難しくなります。

この眠気はおそらくは脳の機能の、
加齢性の低下によるものと思われます。

ところで、認知症というのも、
脳の機能の低下により起こる症状です。

それでは、
認知症の症状のない高齢者の昼間の眠気と、
その後の認知症の発症の間には、
何らかの関連があるのでしょうか?

以前から認知症と昼間の眠気との間に、
ある程度の関連があるという報告は複数認められていました。
ただ、そのメカニズムにまで踏み込んだ検討は、
これまでに殆どありませんでした。

そこで今回の研究では、
アルツハイマー型認知症の原因物質の1つとされる、
アミロイドβという異常タンパクの脳への沈着の経時的な増加と、
高齢者の昼間の眠気との関連を検証しています。

アメリカのメイヨー・クリニックにおいて、
70歳以上で認知症の症状がなく、
昼間の眠気の程度を測定した、
283名の一般住民に、
平均で2年以上の間隔を空けて、
アミロイドβの沈着の程度の検査を行ない、
その沈着の増加と眠気との関連を検証しています。

脳へのアミロイドβ蛋白の沈着は、
アミロイド・ペット(PiB-PET)という画像の検査で診断しています。
アミロイドβと結合し易い物質(Pittsburgh compound B)
を放射線でラベルして注射し、
それを脳画像で分析します。

病的な眠気の診断は、
エプワース眠気尺度という指標で行われています。
これは日本でも病的な眠気の診断として行われているもので、
どんな状況でどのくらいの頻度で眠気があったかを、
簡単に数値化したもので、
点数が高いほど病的な眠気と判断します。
点数は24点が最も高く、
この研究では10点以上を病的な眠気としています。

登録された283名中、
63名では病的な眠気が認められました。
登録時の病的な眠気と、
前帯状皮質、後帯状皮質から楔前部、後帯状皮質、
という脳の3つの領域におけるアミロイドβの沈着との間には、
有意な相関が認められました。

そして、
時間を置いて計測した、
前帯状皮質と後帯状皮質から楔前部においての、
アミロイド沈着量の増加率は、
より強く病的な眠気と相関していました。

つまり、
今回のデータからは、
アルツハイマー型認知症の発病以前の時点で、
アミロイドβの沈着の1つの現れとして、
昼間の病的な眠気が生じるという可能性が示唆されました。

勿論全ての昼間の眠気が、
認知症のサインということではありませんが、
今後認知症の初期診断とその治療についての知見がより整理されれば、
認知症に結び付くような眠気とそうでない眠気との鑑別も、
より臨床的な意味を持つことになるかも知れません。

それでは今日はこのくらいで。

もう夜ですが今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。

nice!(7)  コメント(0) 

カフェインの動脈硬化に対する有効性 [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
カフェインの動脈硬化予防効果.jpg
2018年のMayo Clin Proc.誌に掲載された、
カフェインと動脈硬化との関連についての論文です。

コーヒーを飲む習慣は、
それが1日にカップ3杯から4杯くらいまでであれば、
概ね健康上の害はなく、
むしろ病気を減らし生命予後にも良い影響を与える、
という報告が多く見られています。

2017年のBritish Medical Journal誌に掲載された、
アンブレラレビューという手法で、
これまでの疫学データをまとめて解析した論文によると、
妊娠中と閉経後の女性の場合を除けば、
概ね病気のリスクは低下していて、
総死亡のリスクも17%有意に低下していました。

病気としては心血管疾患と共に、
癌のリスクが2割弱程度有意に低下していました。

それではこのコーヒーの健康への効果は、
どのような成分によってもたらされているのでしょうか?

現状では生理活性物質のカフェインが、
その作用の主体であると考えられています。

ただ、カフェインの過剰摂取は、
エナジードリンクなどの大量摂取で問題となっていて、
血圧の上昇や不整脈の原因となることも指摘されています。
カフェインの急性影響としては、
動脈硬化の進行を指摘する報告もあります。

これは摂取量の問題なのでしょうか?
それとも、コーヒーの動脈硬化性疾患などの予防効果は、
カフェイン以外の物質によるものなのでしょうか?

そうした点を検証するには、
コーヒーの摂取量ではなく、
カフェインの摂取量を定量して、
それと動脈硬化の進行との関連を、
検証する必要があります。

そこで今回の研究では、
スイスにおいて、
高血圧と腎臓病との関連をみた臨床研究のデータを活用して、
脈圧(上の血圧と下の血圧の差)とPWV(大血管の動脈硬化の指標)という、
動脈硬化を反映する指標と、
尿中のカフェインの代謝産物の濃度との関連を検証しています。
対象となっているのは登録された一般住民863名です。

対象地域においては、
カフェインの摂取量の70%はコーヒー由来で、
体内に入ったカフェインは、
肝臓にある代謝酵素CYP1A2によって代謝され、
80%がパラキサンチンに、
12%がテオブロミンに、
4%がテオフィリンになります。
カフェインそのものにも、
その肝臓での代謝産物にも、
利尿作用と塩分排泄作用、交感神経刺激作用があり、
平滑筋の弛緩作用があります。
そのためテオフィリンは喘息の薬として使用されているのです。

代謝産物の1つであるテオブロミンは、
フォスフォジエステラーゼを阻害することにより、
血管拡張作用のあることが報告されています。

24時間のカフェインの尿中排泄量を4つに分けて検討すると、
最も少ない群では上腕動脈の脈圧が平均43.5mmHgであったのに対して、
最も多い群では平均40.5mmHgとなっていて、
カフェインの排泄量が多いほど、
脈圧は有意に低下していました。
大動脈の動脈硬化の指標であるPWVについても、
カフェイン排泄が多い群において、
少ない群より数値の低下が有意に認められていました。
同様の傾向はカフェインの代謝物のうち、
パラキサンチンとテオフィリンでも認められましたが、
テオブロミンでは認められませんでした。
高血圧とPWVや脈圧との間にも相関が認められましたが、
高血圧のある人とない人に分けて解析しても、
カフェインやその代謝産物と、
脈圧やPWVとの関連はなくなりませんでした。

脈圧やPWVは基本的には動脈硬化に従って増加する指標ですから、
それがカフェインやその代謝産物の排泄量が低い群で、
より増加しているということは、
間接的にカフェインの摂取が動脈硬化を予防している可能性を示唆しています。
また、高血圧のあるなしで結果に違いのない点は、
その予防効果が血圧の降下作用とは、
別個の減少である可能性を示唆しています。
ただ、患者さんを登録して経過を長く見たようなデータではありませんから、
その意味合いはまだ、可能性を示唆する、
というレベルで考えるべきだと思います。

上腕動脈の脈圧の上昇もPWVの増加も、
いずれも動脈硬化の指標の1つです。
加齢によっても増加しますし、
再現性もそれほど高い数値とは言えませんから、
それがカフェインの摂取が少ない群で、
若干増加しているからと言って、
カフェインの摂取量が多いほど動脈硬化が進みにくい、
とまでは言えないと思いますが、
これまでのコーヒーと動脈硬化との関係というのは、
コーヒーを1日何杯飲むか、というような質問の結果が、
その主なデータでしたから、
今回の尿中排泄量による検討は、
今後の研究の進歩においては、
その方向性を示すという意味で、
意義のあるものだと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
nice!(5)  コメント(0) 

ビタミンD濃度と癌リスクとの関連について(多目的コホート研究) [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は水曜日で外来は午前中で終わり、
午後は産業医の面談に都内を廻る予定です。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
ビタミンDとがん(日本).jpg
2018年のBritish Medical Journal誌に掲載された、
血液のビタミンD濃度と癌リスクとの関連についての論文です。

基礎実験や動物実験のレベルでは、
ビタミンDは細胞の成長や分化を調節し、
癌の発症を抑制するような効果があると報告されています。

ただ、実際にビタミンD濃度が高いことが、
癌の発症を抑制するかどうかは、
まだ明確ではありません。

観察研究のメタ解析のデータによると、
25(OH)D濃度が高いと大腸癌のリスクが低い、
という結果が報告されています。
乳癌と前立腺癌についても、
それを示唆するデータが報告されています。
ただ、癌になって消耗した状態では。
血液のビタミンD濃度も低くはなることが想定されるので、
これが本当にビタミンDが高いことの影響であるとは、
これだけでは言えません。

2017年に大規模な遺伝子解析のデータを活用した、
メンデル無作為化解析という手法による、
ビタミンD濃度と癌リスクとの関連を検証した研究が、
British medical journal誌に掲載されました。
前立腺癌、乳癌、肺癌、大腸癌、卵巣癌、膵臓癌、神経芽細胞腫の、
7種類の癌での検証において、
ビタミンDが低下する遺伝子変異と、
癌のリスクとの間には明確な関連は認められませんでした。
弱い関連のある可能性は残るものの、
現時点でビタミンD濃度を測定して癌のリスクを判断したり、
ビタミンDの補充を癌予防のために行うという治療の妥当性は、
現時点では低い、という結果です。

今回の研究は日本の代表的な大規模疫学研究である、
多目的コホート研究(JPHC)のデータを活用して、
日本人における血液のビタミンD濃度と癌リスクとの関連を検証しています。

3301例の経過観察中の癌診断事例と、
4044名の無作為に抽出されたコントロールとが対比されています。

血液中のビタミンD濃度は、
食事からのビタミンDをほぼ反映している、
25(OH)D濃度が測定されています。
それを濃度毎に4分割して検討を行っています。
こちらをご覧ください。
ビタミンD.jpg
これは男女毎に4分割された、
血液のビタミンD濃度の区分けを示した表です。

季節で分かれているのは、
ビタミンD濃度は季節性があって、
紫外線の強い夏には高く、
冬には低くなるからです。

単位はnmol/Lで、
これを2.5で割ると、
通常日本の検査の単位となっている、
ng/mLに変換されます。

たとえば女性で冬の最も低い群は、
通常の単位に戻すと13.68ng/mL未満ということになります。
経験的な印象としては、
かなり低いな、と言うように思います。
一般的には30ng/mL未満は基準値未満という判断です。

この最も低い群を基準とすると、
トータルな癌の発症リスクは、
最も高い群で20%(95%CI: 0.69から0.93)、
有意に低下していました。

ただ、個別の癌のリスクでの検討では、
肝細胞癌のみが同様の比較で、
55%(95%CI : 0.27から0.77)有意に低下していましたが、
それ以外の癌のリスクについては、
有意な差は認められませんでした。

この結果から上記文献の著者らは、
ビタミンDが癌に予防的に働く可能性が示唆された、
というような結論を導いていますが、
果たしてそれは妥当はものでしょうか?

いささか疑問に感じます。

これは僕だけの意見ではなく、
論文のサイトにもコメントが寄せられているのですが、
個別の癌で差が出ているのは肝細胞癌だけで、
該当する患者さんの肝機能は、
実際にはかなり低下しているという可能性があります。
そうなるとビタミンDの水酸化は肝臓で行われますから、
該当する患者さんの25(OH)ビタミンD濃度は、
何もない方より低くておかしくはありません。

他の癌では個別には有意差はなく、
肝細胞癌のみで極端に大きな差が付いているので、
そのバイアスが全体として結果に影響を与えている可能性が、
否定出来ないように思います。

従って、
今後その点を加味した再検証が必要と思いますし、
また別個の疫学データにおいても、
同様の解析が行われてその結果が蓄積されないと、
この問題はまだ解決は付かないように思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
nice!(6)  コメント(0) 

身体機能が低下した高齢男性への蛋白摂取追加の効果 [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
高齢者の蛋白摂取の効果.jpg
2018年のJAMA Internal Medicine誌に掲載された、
身体機能が低下した高齢者への、
蛋白摂取の有効性を検証した論文です。

高齢化社会になるにつれ、
高齢者の身体機能が低下して、
特に病気がなくても徐々に歩行などの活動が困難となり、
寝たきりになってしまうことが、
大きな社会問題となっています。

ここで問題となるのは高齢者の筋肉量の低下です。

筋肉の主な原料は蛋白質ですが、
高齢者では同じ量の蛋白質を摂取していても、
筋肉量を維持することが難しくなることが知られています。

それでは、
むしろ若年者より多くの蛋白質を摂取することが、
高齢者の筋肉量の維持に繋がるのでしょうか?

この仮説を推奨するような意見もあり、
「年を取ったら沢山肉を食べるのがいい」
というような意見に繋がっています。

ただ、窒素平衡という考え方があり、
総カロリーに占める蛋白質の比率を多くしても、
身体はそれを効率的には活用出来ない、
と生理的には考えられています。

上記論文にある米国医学研究所の、
蛋白摂取量の基準値は体重1キロ当り0.8グラムで、
それを大きく超えても、
有効に筋肉の材料になるとは期待は出来ません。

しかし、これは身体の代謝が正常であることを前提としているので、
代謝機能が低下し、
また性ホルモンの低下など種々の原因により、
蛋白質の分解が促進されているような高齢者でも、
同じであるという保証はありません。

そこで今回の研究ではアメリカにおいて、
標準レベル(体重1キロ当り0.83グラム以下)の蛋白を含む食事を摂っている、
身体機能が低下した65歳以上の92名の男性を登録し、
その蛋白摂取量を変えた食事を半年間摂取してもらい、
その前後で筋肉量(除脂肪体重)の比較を行っています。

登録者はくじ引きで4つの群に分けられています。
第1群は標準とされる体重1キロ当り0.8グラムの蛋白質を摂取し、
第2群は体重1キロ当り1.3グラムという高用量の蛋白質を摂取します。
第3群は0.8グラムの蛋白量で男性ホルモンの注射を行い、
第4群は1.3グラムの蛋白量で男性ホルモンの注射を行います。

この意味は蛋白量を多くした効果と、
それが活用されない可能性を考えて、
男性ホルモンの補充を加えた場合の効果を、
併せて見ているのです。

登録者にはどの群になったから分からないように、
偽の注射が行われていますし、
蛋白の摂取量の調整は、
標準量を含む食事を食べてもらい、
それに加えてサプリメントが使用されています。
勿論偽のサプリメントも使用されているのです。
例数は少ないのですが、
かなり手の掛かった試験であることが、
お分かり頂けるかと思います。

身体機能の低下は、
SSPB( Short Physical Performance Battery)
という指標を用いて、
それが3から10点を対象としています。
これは、バランスや歩行、椅子の立ち上がりなどを、
段階的にチェックする国際指標で、
満点は12点です。
従って歩行自体が困難なレベルの人から、
椅子の立ち上がりなどに、
かなり時間が掛かるレベルの人までが含まれています。

その結果、
蛋白量を増やすことにより、
脂肪の量は低下しましたが、
筋肉量やその強度、
また歩行などの身体機能には、
4群間で有意な差は認められませんでした。

つまり、
蛋白量を増やしても、
そこに更に男性ホルモンの補充を行っても、
比較的身体機能の低下した高齢者で半年程度の期間においては、
あまり有効な身体機能の回復や筋肉量の増加には、
結び付くことはないようです。

ただ、これはあくまで短期間の結果であり、
またかなり身体機能が低下した方のデータなので、
もう少しタイミングを変えれば、
また違う結果となる可能性は残っています。

超高齢化社会を見据えると、
こうした食事やホルモンによる寝たきり予防というのは、
意外に大きなインパクトを持つ医療であるように、
個人的には思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
nice!(8)  コメント(0) 

非アルコール性脂肪肝炎の新薬の治療効果(第2相臨床試験) [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
NASHの最新治療の効果.jpg
今年のLancet誌に掲載された、
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の新薬の、
第2相臨床試験の効果についての報告です。

非アルコール性脂肪肝炎というのは、
アルコール性の肝障害と非常に似通った病態が、
お酒を飲まない人にも生じるというもので、
従来の脂肪肝という概念とは異なり、
進行性で肝硬変に移行することも稀ではないのが特徴です。

その病態は内臓肥満やメタボと関連が深く、
高血圧や糖尿病、高脂血症などと高率に合併し、
インスリンの効きが悪くなってインスリンの濃度が高くなる、
インスリン抵抗性がその土台にあると考えられています。

非アルコール性脂肪肝炎というのは、
メタボの内臓に与える影響の1つの現れで、
単独でも肝硬変などの命に関わる病気に繋がる一方、
他の動脈硬化性疾患や糖尿病など、
メタボに関連する病気とも、
密接に結びついているのです。

さて、現時点で減量や運動療法などの生活改善以外に、
特効薬のような治療薬のない非アルコール性脂肪肝炎ですが、
ビタミンEやインスリン抵抗性改善剤であるピグリタゾンなどが、
一定の有効性があるという報告があります。
ただ、その効果は限定的で、
たとえばアメリカのFDAが、
現時点でその有効性を認めている治療薬はありません。

今回その臨床試験結果が報告されている新薬は、
初めての有効性の高い薬剤として、
非常に注目をされているものです。

それはどのような薬なのでしょうか?

NGM282と仮に名付けられている新薬は、
FGF19という身体から分泌されているホルモンと、
同じ作用を持つ物質です。

FGF19というのは、
成長因子の一種で、
胆汁代謝と糖質の代謝に関わっています。
FGFは酵素活性を調節して胆汁の産生を抑え、
インスリン作用を持ってインスリンの感受性を改善する作用があります。
このホルモンは非アルコール性脂肪肝炎の患者さんで、
低下するということも報告されていますから、
この病気の抜本的な治療に結び付く可能性があるのです。

今回の第2相の臨床試験は、
アメリカとオーストラリアで登録された、
18歳から75歳の肝生検で確定診断されたNASHの患者さん、
トータル82名を本人にも主治医にも分からないように、
くじ引きで3つの群に分けると、
新薬の3ミリグラム、もしくは6ミリグラム毎日1回の皮下注射と、
偽薬の注射群に割り付けて、
12週間の治療を継続してその有効性を比較しています。

その結果、
12週間の治療により、
MRI検査で計測した肝臓内脂肪量が、
5%以上減少した割合は、
偽注射群では7%でしたが、
NGM282 の3ミリグラム群では74%、
6ミリグラム群では79%に上っていました。

肝生検により肝臓組織が正常化していたのは、
NGM282群3ミリグラム群では26%、
6ミリグラム群では39%認められましたが、
偽薬群ではそうした改善は1例も認められませんでした。

薬の有害事象としては、
接種部位の発赤や疼痛が最も多く、
下痢、腹痛などの順となっていました。

このように、
これまでの非アルコール性脂肪肝炎の治療薬の中では、
間違いなく最も有効性の高い薬剤で、
今のところ問題となるような重篤な有害事象もないことから、
毎日の自己注射が必要という欠点はありますが、
この病気の患者さんには福音となる可能性を、
秘めた薬剤であると言って良いように思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
nice!(6)  コメント(0) 
前の10件 | 次の10件 医療のトピック ブログトップ
メッセージを送る