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「T2トレインスポッティング」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。

今日はこちら。
T2 トレインスポッティング.jpg
スコットランドのジャンキーの若者の生活を、
生き生きと描いた人気作
「トレインスポッティング」の続編が、
20年ぶりに同じ監督、
ほぼ同じメイン・キャストの出演で今公開されています。

これは前作が好きな人には絶対のお薦めで、
勿論明るい話ではないのですが、
小さなエピソードの1つ1つが楽しく、
躍動感に満ちています。
ちゃんとジンワリと胸が熱くなるような場面もありますし、
ダニー・ボイル監督の演出手腕はさすがの安定感で、
ポップでありながら、
ミュージックビデオのような軽みには堕していません。

内容的には主人公のレントンと、
悪ガキ仲間のサイモンはある意味相変わらず。
凶悪おじさんのベクビーは、
怒涛の大活躍でちょっとホロリとするような見せ場もあり、
ちょっと足りない愛すべきスパッドは、
ある意味今回は主役級の扱いで、
ラストは入れ子の箱のように物語を締めくくります。

4人の20年前と同じ役者さんは皆抜群で、
前作を知れば知るほど胸が熱くなりますし、
他のキャストの20年後にもそれぞれの味わいがあります。

ラストは正直物足りない感じはあるのですが、
変に深刻な修羅場になるよりも、
観客の心に幸福な気分を残して良かったのではないかと思いました。
どう物語をもってゆくかは、
スタッフも相当頭を悩ました筈です。

この20年は何だったのかと考えると、
僕自身も冷静ではいられません。
世の中は確実に悪くなっていて、
誰かを憎めばそれで何となく落ち着く人は、
それで良いのかも知れませんが、
世界が悪くなってゆくのを、
誰の責任にもしたくないと思うと、
その閉塞感にもうんざりします。

この映画の描く現在はかなり牧歌的なのですが、
世界の深刻さは作り手もよく理解している筈なので、
これは苦いユートピアとして、
観るべき映画なのかも知れません。

これはとても面白い映画ですが、
オリジナルを知らないと全く楽しめないので、
未見の方は是非ソフトで視聴してから、
映画館に足をお運びください。

痺れますよ。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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