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ドント・ブリーズ [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。

今日はこちら。
ドント/ブリーズ.jpg
昨年のアメリカホラー映画、
「ドント・ブリーズ」を観て来ました。

この作品は「死霊のはらわた」で有名なサム・ライミが制作を務め、
リメイク版の「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督が、
監督を務めた作品で、
サム・ライミ印のホラー映画と言って良いと思います。

内容はトビー・フーパーの傑作ホラー
「悪魔のいけにえ」に良く似ていて、
頭のいかれた殺人鬼オヤジに、
3人の若者がさんざん酷い目に遭う話です。

血まみれの女性が家の外に出ると、
朝になっているところなど、
そっくりの場面もあり、
かなり意識して作られた作品であることが分かります。

黒沢清監督の「クリーピー」も、
「悪魔のいけにえ」を意識した作品でしたが、
その青を基調とした画面の色合いや、
秘密の地下室のヴィジュアルなど、
かなりこの作品とも似た部分がありました。

ただ、「クリーピー」は単純なホラーではありませんが、
この作品はそれ以外の要素は微塵もない、
純粋なホラーであり、サスペンス・スリラーで、
上映時間も88分と心地良い短さです。

3人のおバカな若者が、
1人の父親が警備会社を経営しているところから、
警備している家の合鍵を頂いて、
それで家に侵入して泥棒を働く、
という身もふたもないような悪事に手を染めています。

色々あって、最後の仕事にしょうとして選んだのが、
ある盲目の退役軍人が1人暮らしをしている家で、
相手は盲目なので楽勝と思って、
家にいるのを知りながら深夜に忍び込むと、
実はその盲人こそ、
頭のいかれた怪物オヤジだった、
ということが分かり、
閉じ込められた3人と、
殺人オヤジとの闘いが始まる、
という物語です。

家は広くはない寂れた一軒家で、
登場人物も4人だけ、時間は夜中で画面も暗いだけ、
ということになると、
幾ら上映時間は短いとは言っても、
それだけで観客を怖がらせるのは、
そう簡単ではないように思います。

ところが、
それが意外に面白くてスリリングで、
時々はドキリともしますし、
物語にも結構変化がついているのですから、
ライミ印はなかなか侮れません。

怪物の方が盲目、という趣向が、
意外にも上手く作用していて、
気が付かれないように、
同じ部屋で息をひそめる場面などがスリリングです。
観客が固唾を飲んで見守る、
というような瞬間が何度もあって、
劇場が全くの静寂になる、
というのが効果としても斬新でした。

物語もかなり練り上げられていて、
細部にも工夫があります。
醜悪の極みのような場面もありますし、
意外な展開もあり、
完全に明かりが消えると暗視カメラのような画像になったり、
外に出た瞬間の朝日の高揚感など、
色彩も工夫をされています。

何も超自然的なことなどは出さずに、
ただの一軒家の追いかけっこでこれだけ盛り上げるのですから、
凡手ではないと思いました。

そんな訳でこうしたB級映画が僕は大好きなので、
地味なホラーをシネスコの大スクリーンで観られて、
幸せを感じました。

趣味は良くないので、
お上品な方にはお勧めは出来ませんが、
意外に拾い物で楽しい鑑賞になりました。

悪くないですよ。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

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