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ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で午前午後ともいつも通りの診療になります。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
ローグワン.jpg
スターウォーズ・シリーズの、
サイドストーリー的な位置づけの作品が、
今世界同時公開中です。

これは物凄く褒めている方が、
ネットなどには多いのですが、
映画館はたまたまかも知れませんが閑散としていました。

僕は正直全然乗れませんでした。

僕はスターウォーズのシリーズは、
全作を封切りの映画館で観ていて、
エピソード4の日本公開の時には、
高校一年で登校拒否をしていた時だったのですが、
生きていても仕方がないかな、
などと思いつつ、
「スターウォーズ」を観るまでは死ねない、
というくらいに思っていました。
有楽町の日劇で観て、
横浜の映画館で観て、
渋谷パンテオンでも観ました。

そんな訳でそれなりにこのシリーズには愛着があるのですが、
この映画はダメでした。

スターウォーズの最高傑作で、
予備知識がなくても楽しめる、
というような絶賛のコメントが、
ネットなどには沢山あるのですが、
本当にそうでしょうか?

だって、これはエピソード4の前日談で、
旧作に登場した人物を、
わざわざ他の役者さんの顔を、
CGで加工してまで登場させ
(こういうのは出演料や肖像権はどうなるのでしょうか?
こんなことがどんどん広がったら、
本当に映画など観るのが嫌になります)、
エピソード4の始まる直前で終了する、
という作品なので、
単独で予備知識なく観て、
それほど楽しめるとは到底思えないからです。

ただ、絶賛の声の全てがステマとも思えないので、
つくづく色々な感想があるものだな、
と思いました。

以下ネタバレを少し含む感想です。

エピソード7の「フォースの覚醒」は、
意外と楽しめたのです。

レトロな感じを意識的に出していて、
かつてのキャラが年を取って登場するのも良いですし、
ロケの場面が多く、
自然の風景と特撮が融合している感じも新鮮だったのです。
キャラの設定も悪くありませんでした。

それに比べて今回の作品はどうでしょうか?

エピソード7以前と同じCGショーで、
人間まで顔を加工して「死人」を登場させるという、
何と言うか人工の極致です。
それでいて設定がエピソード4の前日談なので、
そこに繋がることを重視していて、
ビジュアルは古めかしく、
新鮮な要素は全くありません。

話はあまりに暗すぎませんか?

お家の重宝を巡って底辺に生きるやくざ者達が、
血みどろの殺し合いをする歌舞伎のようです。

ローグ・ワンというのは七人の侍で、
デス・スターの設計図さえ奪取出来れば、
自分の命など捨てても構わないという変わった人達です。
案の定その全員が殺されてしまい、
それでもプリンセスに設計図のデータが渡せれば、
それで良かった、ということのようです。

座頭市と片腕ドラゴンが登場、
というような設定も違和感があってうんざりです。
中国人を何人か出さないと、
興行的に成立しないというのが露骨で嫌になります。

クライマックスのビジュアルはドバイみたいですし、
砂漠の戦争はシリアの内戦のようです。
ある意味ならず者は上手く使って、
殺し合いをさせればそれで良い、
ということのようにも思えます。
この映画のデス・スターは、
明確に核兵器の隠喩です。

エピソード4は別にそんなことはなかったと思うのです。
デス・スターはデス・スターであってそれ以上でも以下でもなく、
巨大な悪の象徴というもっと大らかな世界です。
当時はスペースオペラという言葉がありました。
宇宙を舞台にした派手なおとぎ話がその本質でした。

その大らかさが今回の作品にはまるでありません。
ラスト主人公2人が抱き合って核爆発で死ぬ、
という場面の絶望的な暗さはどうでしょうか?

昔「ディープ・インパクト」という映画があって、
これは世界終末物としては大好きな1本でした。
ラストで仲たがいしていた親子が、
抱き合って最後を迎える場面は非常に感動的でしたが、
スペースオペラでそんなことをしてはいけません。

こんなものはスターウォーズではない、
というのが個人的な意見です。

そんな訳で今回の映画は、
僕の思うスターウォーズではなかったのですが、
これはもう個人的な見解なので、
違うご意見の方も、
どうか寛容にお読み頂ければと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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