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「ポケモンGO」による脇見運転リスクの解析 [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は金曜日でクリニックは休診ですが、
老人ホームの診療などには廻る予定です。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
ポケモンGoの影響.jpg
今月のJAMA Internal Medicine誌にウェブ掲載されたレターですが、
「ポケモンGo」を運転中に使用している頻度を、
ツィッターから解析したという小ネタです。

「ポケモンGO」は日本でもアメリカでも、
大ヒットしたスマホのゲームとして、
一種の社会現象を巻き起こしています。

現実の町でポケモンを見付けてそれを捕獲して集めるという、
シンプルな構造が面白く、
現実に場所を移動しないとゲームが進行出来ないので、
運動不足の解消や、
引きこもりの解消にも、
効果があるのではないかという意見もありました。

その一方でスマホの画面に集中するあまり、
歩行者の転倒や、
自動車、自転車などの事故に結びつくのではないか、
というような危険も当初から指摘をされていました。

特に自動車運転中にゲームをすることは、
脇見運転のリスクが非常に高く、
ゲームの運営側もその点には配慮して、
移動速度が速いと、
ゲームが進まなくなるような制限を付けています。

しかし、それでゲームによる事故が防げるとは考え難く、
対応は不充分ではないかという声が大きくなっています。

今回の報告は、
2016年の7月10日から19日までの10日間の、
ツィッターのデータを解析し、
ポケモンや車、運転などのワードで検索を掛けて、
抽出された345433件のツイートを検証するとともに、
その10日間の自動車等の事故の事例にも検索を掛けています。

その結果…

たった10日間でドライバーや乗客、歩行者が、
ポケモンGOで注意を逸らされているケースが、
113993件見つかり、
全ツイートの18%では、
ドライバーが脇見運転をしていることが明確でした。
その一方で安全に関する警告のメッセージは、
13%でしか確認はされませんでした。
この10日間に、14件のポケモンGO実施中の交通事故が、
報道されています。

こうしたゲームに脇見運転のリスクがあることは間違いなく、
より大規模な調査が必要であると記事は結んでいます。

レターとは言え内科の専門誌に、
こうした記事が載ることも、
如何にもアメリカという感じがします。

個人的にはゲーム自体は、
熱を帯び過ぎなければ問題はないものと考えますが、
何にせよあっと言う間にネットで拡散して、
皆が同じ行動を取るという今の世界では、
安全対策も常に先回りをするような、
敏感な対応が必要になるのかも知れません。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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