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食後高血糖と死亡リスクとの関係について [医療のトピック]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。

それでは今日の話題です。

今日はこちら。
食後血糖と死亡リスク.jpg
これは2011年のDiabetes Care誌に掲載された、
食前血糖と食後血糖の、
糖尿病の患者さんの予後に与える影響を検証した論文です。

昨日食後血糖についてのガイドラインを概説しました。

その元になっている研究の1つがこちらです。

食前血糖と食後血糖、そしてHbA1cのうち、
どの指標が最も糖尿病の合併症リスクなどと、
強い関連を持っているのかについては、
いまだ議論のあるところです。

上記論文においては、
イタリアの単独施設において、
トータル505名の2型糖尿病の患者さんを登録し、
食前と各食後の血糖、そしてHbA1c値を全て測定。
その後14年間の経過観察を行い、
血糖値と心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患の発症と、
死亡リスクとの関連を検証しています。

その結果…

登録時の平均年齢が62歳くらいで、
長期の観察を行っているので、
観察期間中の全体の34.1%に当たる172件の心血管疾患が発症し、
全体の29.1%に当たる147名が亡くなっています。
食前食後の血糖値とHbA1c値と予後との関連を見ると、
食前血糖は心血管疾患や総死亡のリスクに関連しなかったのに対して、
食後血糖、特に昼食後2時間の血糖値と、
HbA1c値は、
それぞれ独立に心血管疾患と総死亡リスクの増加に、
関連していました。

このデータは単独施設のものですが、
個々の条件の血糖値と心血管疾患や死亡リスクとの関連を、
14年という長期間で検証した点が興味深く、
2型糖尿病の患者さんの経過観察においては、
HbA1cと昼食後2時間の血糖値を、
それぞれ目標に達することを,
もう少し考えた方が良いのかも知れません。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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