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「デッドプール」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日で、
午前中は石田医師が診療を担当し、
午後2時以降は石原が担当する予定です。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
デットプール.jpg
アメコミ映画の変化球として前評判が高かった、
「デッドプール」を観て来ました。

これは好き嫌いはありますし、
とても万人向けとは言えないのですが、
主役を演じてプロデューサーを兼ねた、
ライアン・レイノルズの、
執念のようなこだわりを感じさせる1本で、
僕は大変面白く鑑賞しました。

こういうセルフ・パロディ的な作品が、
非常に丁寧に緻密に、
それなりの製作費を掛けて作ることが出来る、
という点が、
アメリカの映画界の素敵なところだと思います。

一応ヒーローで不死身のミュータントなのですが、
現状は正義の味方という訳ではなく、
自分を改造した組織への復讐だけが、
その活動の目的となっています。
自分が「映画のキャラ」だということを理解していて、
虚構としての自分を茶化したような発言をしますし、
観客に向かってもトークをします。
アクションはかなり過激で残酷で、
口調も下品で性的な発言や行動も平気です。

こうした「規格外のヒーロー」、
本来は有り得ないヒーローというのは、
日本でも沢山ありますし、
むしろ日本のサブカルの得意分野のような気もします。

しかし、アメリカ映画が本気でそれをやっている、
というところがこの映画の値打ちで、
最初から凄まじい技巧とテンションで、
この歪んだアメコミ世界を疾走します。

特に前半が優れていて、
オープニングのタイトルバックの趣向も楽しいですし、
カーチェイスもど迫力です。
それに比較すると、
情緒的な部分でやや淡泊に流れるのと、
ラストはかなり大掛かりなCGショーになるので、
「本物」と区別がつきにくい、
という欠点はあります。
もっと肉弾戦で最後まで行った方が、
良かったのではないかとも思うのですが、
これはこれで立派にクライマックスにはなっているので、
ありだとは思います。

情緒的な部分に関しては、
通常こうしたドラマは、
「オペラ座の怪人」のパターンで、
悲恋に終わるのが原則なのですが、
今回の映画はハッピーエンドになっていて、
それで余韻が残りにくい、
というきらいはあるように思います。
ただ、当然そうしたことは制作陣は理解していて、
敢えてハッピーエンドにこだわったのだと思いますし、
それもありだと思います。

いずれにしても、
エンドクレジットまで息の抜けない、
趣向満載の楽しい作品で、
とても気分良く劇場を後にすることが出来ました。

アメコミが好きである必要はありませんが、
「X Men」だけは知らないと、
ちょっと理解が難しい点はあります。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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