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リドリー・スコット「オデッセイ」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は土曜日なので、
午前中は石田医師の診察で、
午後は石原の診察になります。

土曜日は趣味の話題です。

今日はこちら。
オデッセイ3.jpg
「火星の人」という、
本当に本を売る気があるのかしら…
と疑問に思うようなやる気のない邦題の、
アメリカのベストセラー小説を映画化した、
「オデッセイ」という、
小説版の題よりは語感はましだけれど、
意味はより不明の邦題の映画を、
アイマックス3Dで観てきました。

監督はかつては独特の様式美の映画を作り、
今はハリウッドの何でも無難にこなす職人監督の1人、
リドリー・スコットです。

これは近未来(ほぼ現在)に、
火星に事故で1人取り残されたマット・ディモン演じる宇宙飛行士が、
科学の知識とバイタリティで生き延びるという話で、
そのサバイバルのディテールや展開に、
面白みがある映画です。

基本的には地味な映画で、
そう派手な場面はありません。
オープニングとラストの救出劇は、
なかなか迫力があり、
大画面と3Dの効果もなかなかですが、
「ゼロ・グラヴィティ」の2番煎じの感があり、
そう新しいビジュアルという感じではありません。

後ろに座っていたおじさんは、
途中から退屈して大あくびや舌打ちをして、
その後からいびきをかいていました。

僕も映画館なので集中して観ていましたが、
自宅でテレビで観ていたら、
最後までもたなかったと思います。

そんな感じの映画です。

監督はリドリー・スコットですし、
もう少し火星の情景に、
オリジナルで目を奪うようなビジュアルがあっても、
良かったのではないかと思いました。
実際の火星は、
あんなものなのかも知れませんが、
リアルである必要はないと思うからです。
ただの砂漠という感じしかありませんし、
実際に砂漠でロケをした場面が多かったようです。
これでは詰まりません。

それから、
ちょっとネタバレになってしまいますが、
基本的にはアメリカの「俺様映画」であるのに、
一番困った時には、
中国に助けてもらうという設定になっています。
登場するのは、
アメリカと中国、
そしてちょこっとイギリスが出て来るだけです。
本来宇宙開発はロシアの方が進んでいる筈ですが、
ロシアや中東は全く蚊帳の外です。
勿論日本も出て来ません。
日本語のコピーでは、
「70億人が彼の還りを待っている」そうですが、
その70億人の中には、
僕達は入っていないようです。

アメリカにとっての世界は、
そうした場所なのだと思いますし、
アメリカ様と中国様にひれ伏して許しを請わないと、
生きていけないのが現実なのだと思いますが、
改めてそんなことを、
お金を払って思い知らされるのも、
何だかなあ…
という気がしました。

そんな訳で正直あまり乗れませんでしたが、
仮にこの映画がアカデミー賞を取れば、
要するにそういうことなのだと思います。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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