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「クーリンチェ少年殺人事件」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日2本目の記事はまた映画の話題です。

それがこちら。
クーリンツェ少年殺人事件.jpg
台湾映画の歴史的傑作と言われる、
「クーリンチェ少年殺人事件」が、
25年ぶりにフィルムをデジタル化して修復し、
今再公開されています。

封切りの1991年頃は僕が一番映画を観ていなかった時期で、
この作品の初公開版も観ていません。
封切りは188分であったそうですが、
その後236分というより長尺のバージョンが公開され、
今回公開されているのもその236分版です。

これは1961年の台湾を舞台にして、
第二次大戦後に中国本土から台湾に渡って来た一家が、
閉鎖的で抑圧的な環境と、
不運な偶然などから苦境に陥る物語です。

主人公はその一家の次男の高校生の少年で、
受験の失敗から不良高校生達との抗争に巻き込まれ、
曰くのある少女との淡い恋も無残な結末に至ります。

名作だとは確かに思いますが、
ほぼ4時間の上映時間で休憩なしというのは、
映画館で観る映画としては正直きついと思います。
僕が鑑賞した回は満席で、
上映時間中1人も途中でトイレに行く人はいませんでした。

皆さんさすがだなあとは思いますが、
僕自身ドキドキしてしまって、
まだまだ終わらないだろうなあ、
などと思うと、
あまり作品の世界に集中することは出来ませんでした。

僕は最初の188分版は観ていないのですが、
この内容で3時間8分というのは妥当な長さという気がしますし、
これなら休憩なしでも良いと思います。

今回の236分版はかなり編集はゆるい感じで、
1つ1つの場面のお尻は長過ぎると思います。
幾つかの山場があるのですが、
そこに向けて盛り上がるという編集にはなっていないので、
何となくモヤモヤしてしまいます。
「ニュー・シネマ・パラダイス」の時も、
結局最初の短縮版が一番観易く素直に感動出来て、
後から登場した長尺版は、
これが本当であるのは分かっても、
何かモヤモヤしてしまったのと同じような気分です。

今度是非188分版を観てみたいな、
というように思いました。
娯楽作品としては4時間休憩なしというのは、
成立はしていませんよね。
以前「旅芸人の記録」を観た時も、
トイレが気になって集中は出来ませんでした。

個人的には映画というのは、
特別な場合でなければ最初に公開されたバージョンが、
監督は不満であっても一番良いことが多いようです。

それでは次の記事に続きます。
今度は演劇です。
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コメント 2

midori

>特別な場合でなければ最初に公開されたバージョンが、
>監督は不満であっても一番良いことが多いようです。
私もそれに一票。
「ニュー・シネマ・パラダイス」にも同意です。


by midori (2017-04-02 15:58) 

ふたごむし

『ニュー・シネマ・パラダイス』に「素直に感動出来」る人にはこの映画はちょっと無理かも。
by ふたごむし (2017-05-19 11:34) 

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