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「教授のおかしな妄想殺人」 [映画]

こんにちは。
北品川藤クリニックの石原です。

今日は日曜日でクリニックは休診です。

休みの日は趣味の話題です。

今日はこちら。
ウディ・アレンの新作.jpg
コメディアンからスタートして、
オリジナルのコメディ映画で頭角を現し、
「アニー・ホール」でウィットに富むセンスのある人間ドラマを確立すると、
その後は映画の楽しさを満喫させる、
多くのアレン映画を生み出した、
ニューヨークを象徴する映画作家の1人、
ウディ・アレンの新作が先日まで公開されました。

僕は1977年の「アニー・ホール」から、
78年の「インテリア」、79年の「マンハッタン」、
80年の「スターダストメモリー」。
82年の「サマーナイト」辺りは封切りで観て、
特に86年の「ハンナとその姉妹」には、
非常な感銘を受けました。

その後も出来不出来はありますが、
今に至るまでコンスタントに作品を発表し続ける、
その旺盛な創作力には脱帽するしかありません。

今回の作品は久しぶりの封切りで観たアレン映画ですが、
アレン自身は登場せず、
ホアキン・フェニックスが演じる、
中年で死にとりつかれた哲学教授が主人公です。

エマ・ストーン演じる女学生は、
この風変わりな教師に魅力を感じ、
その虜となってゆくのですが、
哲学教授は善意の殺人に取り憑かれて、
それを実行に移してしまうので、
愛情と倫理の狭間で女学生は苦しみます。

全体としては典型的な犯罪映画(ノワール)なのですが、
語り口は敢くまで軽妙で、
人生のエッセンスが忍ばされた、
ちょっとした犯罪喜劇を、
見せられているような気分になります。

正直全盛期のアレン映画を思えば、
如何にも軽量級で物足りない感じはあるのですが、
いぶし銀のような演出と語り口は、
ある種の名人芸の域に達していて、
あまり何も余計なことは考えずに、
映画の愉楽にひと時身を委ねることが出来るのです。

なかなか素敵な小品でした。

それでは今日はこのくらいで。

皆さんも良い休日をお過ごし下さい。

石原がお送りしました。
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