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デイヴィッド・アリグザンダー「絞首人の一ダース」 [ミステリー]

こんにちは。
石原藤樹です。

今日明日と、北品川藤クリニックの内覧会を、
午前10時から午後5時まで開催します。
よろしければお越し下さい。
ご希望の方にはちょっとした検査もしていますし、
大したものではありませんが、
ちょっとしたお土産も用意しています。
当日は街道のお祭りもあります。

今日は土曜日なので趣味の話題です。

今日はこちら。
絞首人の一ダース.jpg
1961年に原書が刊行された、
ミステリーの短編集です。

1950年代のアメリカは、
短編ミステリーの黄金時代で、
正直なところ、
短編ミステリーの殆どのパターンの最良のものは、
この時期に全て出尽くしているような気もします。

ダールの「あなたに似た人」や、
エリンの「特別料理」は、
名短編集として知られていて、
抜群の切れ味ですが、
この作品もそれに匹敵する、
というのはちょっと言い過ぎですが、
かなり肉薄する魅力と独創性に溢れた短編集です。

ただ、代表作とされる巻頭の「タルタヴァルに行った男」は、
アメリカの歴史を知らないとオチが分からず、
そのために作者自身によるコメントが、
最後に付いているという具合で、
ちょっと翻訳で日本で読むのには難があるのが、
発売当時には日本で刊行されなかった、
主な理由ではないかと思います。

原作は1961年の刊行ですが、
日本での翻訳版の発売は2006年です。

アリグザンダーの特徴は、
ミステリーの骨格の中に、
人生の哀感のようなものを、
巧みに潜ませて抜群のオチに昇華させる手際で、
僕のお気に入りは、
「見知らぬ男」や巻末の「雨がやむとき」です。

孤独から生じる恐怖を描いた「見知らぬ男」は、
ショートショートと言って良い短さですが、
ラストがバッチリ決まって深い余韻の残る逸品です。

もしご興味があれば是非。
それから、エリンの名作「特別料理」は、
最近初めて短編集の全編を通読したのですが、
全てが傑作と言って良い極めつけで、
まだ未読の方は本当に面白い本を読みたい時に、
とっておいて下さい。

それでは今日はこのくらいで。

今日が皆さんにとっていい日でありますように。

石原がお送りしました。
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関根明臣

今日はゴルフをキャンセルして、神奈川県の県央から2時間半かかって北品川のクリニックに伺いました。神奈川県立の総合HP、民間精神科HP,個人開業の精神科クリニックなど主に精神科臨床で長いこと働いてきまして、石原先生の著書、「健康で百歳を迎えるには」「医療常識を信じるな!」:KADOKAWA:を書店で見つけて読み共感!納得!そしてブログを拝読してると更に共感!同感!すっかり先生のフアンになりました。ブログランキング第一位は、多くの人々が共感されているからでしょう!私の友人や知人のDrは石原先生のような所感や思いを持ちながらも臨床で日夜健闘されていますが、「独語」「呟き」「囁き」という言語化程度で、石原先生のように威風堂々と著書で、またブログで世に、社会に問うているDrには、本当に心から尊敬の念を抱きます。日本の医師が皆、石原先生のような医師でしたら医療事故や医療事件も起こらず、
「患者中心の適切な高度医療」を受けることができて、まさに世界でも最先端医療先進国に相応しい国になるのでしょう・・・ところで、先生にお会いして予想通りの誠実で優しいお人柄で、医療機器や各部屋をご案内頂き、階上には会議室・セミナールーム?まで併設され、先生が如何に地域の臨床医学者として品川区や都内、近隣の患者様・家族・関係者に丁寧に優しく「正論の医療情報」を「北品川から発信」されようとされているかということなのでしょう。
改めまして開業おめでとうございます!医者の無養生にならないよう心身の健康には気を付けていただき、私をはじめ、多くの悩める患者・家族のためにご診療ご活躍されることを期待しています!今日はお世話になりました。ありがとうございました!



by 関根明臣 (2015-09-26 15:04) 

fujiki

関根さんへ
本日は遠路はるばるお出で頂きありがとうございました。
また、過分なお言葉には恐縮するばかりです。
私に出来る限りの努力は続けたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
by fujiki (2015-09-26 18:02) 

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